彼女の誕生日の翌日。

『おはよ。』

《おかだぁ、昨日どうだったんだよ!咲さん喜んだだろ?嬉しすぎて泣いたんじゃないの?プレゼントのセンスがいいって誉められただろ!》

衣装に着替えると健くんは俺の膝に座って誉めてオーラ全快で聞いてきた。

『昨日は渡せなかった。』

《なんで?お前昨日は咲さんと一緒に過ごすって言ってなかった?》

『昨日はドラマのスタッフと飲み会があって・・・。』

健くんに睨まれてる気がして顔をちゃんと見れない。

《お前なぁ!誕生日は1年に1回しか来ないんだぞ!分かってんの?》

『分かってるよ。でも、キャスト全員参加してるのに俺だけ行かないわけにはいかないでしょ。』

《咲さん泣いたんじゃないの?怒ってただろ?》

『帰ったら寝てたし、今日は先に仕事行ったからよく分からない。』

《はっ?お前なぁ・・・・。》

健くんに頭をぐちゃぐちゃにされる。

『健くん、髪の毛やり直さないといけなくなるから。』

《咲さんは優しいから俺が代わりにやってんの!今日帰ったらちゃんと謝れ!それからプレゼント渡して抱きしめろっ!》

『分かってる・・・。』

(今日はちゃんと咲に謝るから。)