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大樹海です。

価格は700mlで5,000円ほど。度数は45%

2020年7月に稼働した富士北麓蒸留所の第一弾ウイスキーだと思います。


日本酒の酒造である井田醸造店さんが新たに作ったクラフトウイスキー蒸留所。クラウドファンディングなどもやっていたのでご存じの方も多いかと思います。

2021年12月に発売されたこちらのウイスキー。モルト、グレーン共に自社製造のようなので、熟成期間は最大でも一年ちょっと。流石にほとんどニューポットであることは間違い無さそう。

実際、商品紹介にも「ウイスキーとしては未熟者」と記載が。正直に記載しているところは好感が持てますが、その未熟者を売っちゃうの?5,000円で?と思う気持ちもあり、購入には至っていなかったのですが、ネット上にもあまりに情報が出てこなかったため今回買ってみることにしました。

正直、クラウドファンディングのページに写っていたポットスチルがステンレス製っぽかったので、そこも気がかりなところ。


あとは、今回使用されているグレーンの原料はお米で使用酵母は清酒酵母だとか。それをステンレス製のスチルで蒸留となると、もうそれって…って感じですが。とにかく飲んでみましょう。




香り

カラメル、焼酎、アルコール感

わずかにスモーキー


紙、木、少し甘い


余韻

砂糖、木




感想

どこかで飲んだことある味だと思ったんですが、以前自分で購入したニューポットに焦がした木片を浸けてウイスキーっぽいものを作った時の味に似てました。

商品紹介にもあるように、熟成期間が短いことが大きな要因の一つだとは思いますが、熟成を重ねたら美味しくなるのかというと、そこに関しても今のところ疑問符がついてしまう感は否めません。見た感じオールステンレス製のポットスチルというのがやっぱり気がかり…。

個人的には新しい蒸留所には頑張って美味しいウイスキーを作ってもらいたいし、応援したい気持ちはあるのですが、このお酒を飲んでしまうとうーーん、なんだかなーとなってしまう。


ウイスキー製造に関しては、長い歴史があるわけで、一般的に公開されている知識、技術があって、さらに国内にもいくつも蒸留所があり、簡単ではないでしょうが頭を下げて、そこである程度ノウハウを学ばせてもらうことも可能だったのでは?とも思います。

つまり、何が言いたいかというとウイスキー製造にも基本の型というのはあると思ってまして、そこを習得せずに我流でやってる感が否めないということです。


これだけウイスキーの蒸留所が乱立している中で、清酒酵母を使うとか、お米でグレーンを作るとか差別化を図ることも重要だとは思いますが、一番大事なのは「美味しいお酒を作る」ことで、そこは疎かにして欲しくないと思う訳です。その上でチャレンジングな試みもしていくというのが良いような気がするのですが、外野の私がとやかく言うことでは無いのかもしれません。

とにかく、蒸留所の方々もこれからたくさん経験を積まれることと思いますので、いずれ美味しいウイスキーが発売されることを願っております。


色々思うところがあり長文になってしまい申し訳ありません。

次回からはまたシンプルな内容を心がけて書いていきたいと思います。