怖くない話シリーズなのに、変な絵を使ってました
これぞまさしく怖くないシリーズですから
かわいい絵にしましたwww
小学生の頃、僕の家の近所には「さっちゃん」という女の子が住んでいた。
さっちゃんは、いつも同じことを言っていた。
「ねえ、昨日の夜、誰が来たの?」
意味が分からず、僕はいつも笑ってごまかしていた。
ある日、母にそのことを話すと、母の顔が急に青ざめた。
「……さっちゃんって、誰?」
僕が住んでいた家には、僕が生まれる前から誰も住んでいなかったという。
母に連れられて近所の家を訪ねると、さっちゃんの家は空き家だった。
しかも、十年前に火事で一家全員が亡くなっていた。
怖くなった僕は、その夜、布団の中で震えていた。
午前二時。
玄関から、コンコン、と小さな音がした。
続いて、子供の声。
「ねえ……昨日の夜、誰が来たの?」
僕は息を殺した。
すると今度は、耳元で声がした。
「私、知ってるよ」
飛び起きて振り返った。
誰もいない。
ただ、枕元に古い写真が一枚置いてあった。
そこには、幼い頃の僕と、さっちゃんが写っていた。
そして写真の裏には、震える字でこう書かれていた。
「さっちゃんは知っている」
その下に、もう一行。
「あなたが毎晩、誰を家に入れているのかを。」
