暑さに負けてしまってる、やさぐれやさぐれ@まぐ朗🐟です

そして、大工さんの作業が遅すぎてイラつく

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それだからじゃないけど、風邪?それとも?なによw

 

誰もいないはずの隣の部屋

引っ越して三日目の夜だった。

午前二時過ぎ、壁の向こうから「コン、コン」と小さな音がした。

最初は気にしなかった。古いアパートだから、配管か何かだと思った。

だが、その音は一定の間隔で続いた。

コン、コン。
……コン、コン。

気になって壁に耳を当てると、今度ははっきりと聞こえた。

「……すみません」

女の声だった。

翌朝、管理会社に電話すると、隣の部屋は半年以上空室だと言われた。

「誰も住んでませんよ」

そう聞いて、少し安心した。

ところが、その夜。

また壁の向こうから音がした。

コン、コン。

そして今度は、

「……昨日、聞こえましたよね?」

思わず息を止めた。

壁に近づくと、声が続いた。

「お願いです。壁を叩き返さないでください」

私は何も叩いていない。

怖くなって布団に潜り込み、朝まで震えていた。

翌日、管理会社に来てもらい、隣の部屋を確認してもらった。

鍵を開けた瞬間、担当者が黙り込んだ。

部屋には家具も何もなかった。

ただ、私の部屋と接している壁だけが、黒く汚れていた。

そして壁の中央に、無数の小さな手形があった。

「これ……裏側から付いてますね」

担当者がそう言った瞬間、

私の部屋の壁から、

コン、コン。

二回だけ音がした。

担当者と顔を見合わせる。

すると壁の向こうから、女の声がした。

「……今度は、あなたの部屋にいます」

その瞬間、背後の誰もいないはずの隣の部屋から、玄関のドアが閉まる音がした。