時間。。。

言葉にすれば

たった二文字の

この時間という概念

全ての万物と現象は

この時間と共に

動き流れている

時間には体感的な

速度を感じる事はあるが

流れる速度に

緩急は付けられず

止める事も出来ない

まして時間を飛び越えて

未来に行ったり

過去に戻ったりする事が

不可能なのは

至極当然の事である

不可能だからこそ

人は映画等の

ストーリーの中で

タイムマシン等といった

空想上のものを

創りだしたりするのだろう

武者小路実篤の詩集に

こんな詩がある

***********

「進め、進め」

自分達は後悔なんか
していられない、
したいことが多すぎる
進め、進め。


麦ができそこなった!
それもいゝだろう
あとの為になる
進め、進め。

家が焼けた!
それもいゝだろう
新しい家がたつ
進め、進め。

人がぬけました
仕方がない
更にいゝ人が入るだろう
進め、進め。

何をしたらいゝのか
分からない!
しなければならない
ことを片っぱしからしろ、忠実に。
進め、進め。

こんな歩き方でも
いゝのか。
いゝのだ。
一歩でも一寸でも
信じる道を
進め、進め。

神がよしと見た道は
まちがいのない道だ
進め、進め。

兄弟姉妹の
幸福を祈って
進め、進め。

つい足をすべらした、
かまわない
過ちを再びするな
進め、進め。

後悔なんかしていられないしたいことが多すぎる
進め、進め。

***********

この詩のキーワードは

【進め、進め。】

前にしか進まない時間を

後悔や不安といった

感情を抱く人に向けた

エールであると僕は感じた

「何をしたらいゝのか分からない!しなければならないことを片っぱしからしろ、忠実に。進め、進め。」
時に人は生き方といった

道に迷う

何をしたいのか。。。

何を目的に人生

生きていけばいいのか

分からなくても

その時に

しなければならないことを

する事が大切なんだと

忠実にやっていけば

その先【未来】に

ナニカが見つかるんだよ

そんな風に僕は受け取った

人生の中の答えって

そのナニカを

探す事なんじゃないかなと

やるべきことは

すぐ側に

手に入れるべき答えは

遠くに。。。

流れていく時間の中で…
default~0021.jpg
default~0022.jpg