When Haitink was still with Concertogebouw I never had imagined when the time Haitink and ACO would have come to Japan as two different entities at the same time which just have happened this year. Few weeks ago Bernard Haitink came to the city with LSO and today RCO played Tchaikovsky with young Gustavo Gimeno and Yuja Wang. Developing new norms and catching up with the time are the things you need to do for accepting this kind of transformation however the legacy of the once brilliantly bright past is never to be forgotten as well.
近頃のアムステルダムがどのような街なのかはとんと知らないが、毎年入管でひとりの逮捕者も出さずに日本公演が可能というからには、世に知られるほどクレイジーな街というわけでも無さそう。ひとまずRCOはおいておいて、ユジャ・ワンの相変わらずサイボーグのようなピアノに集中するオレ。賛否、というよりより否定的な視線に多く晒されているのは彼女自身がいちばん感じているのかも知れないが、相変わらずバブリーな超ミニのボディコンドレス、それも真っ赤なのをむちむちさせながら、退屈やけど変化に富んだ不思議なチャイコフスキー第2コンチェルトを、機械的にやっつけるユジャ。対する2楽章でのバイオリンとチェロの独奏の、なんともいえないビルトゥオーゾぶりには涙も出そう。しかしトスカニーニ譲り的なイミでのラテンの血と、なにより若さ溢れるヒメノと、その若さを競うように本編を弾き終え、激しいアクションにずり上がったボデコンの裾を修正するチャイナガールの仕草に、ああまたも座るところ間違えたわ、とポディウムで歯軋りするオレ。彼女にしてはちょっと雑なカルメンの演奏にむしろ彼女も人間やったと安心してみたり。
後半ヒメノ劇場。3楽章怒涛のコーダから4楽章へアタッカで繋げ、客席の咳マニア達に付け入る隙を与えない。そして遂にブラボー男は財布が空っぽになったのか、快速テンポの彼の指揮とは対照的になかなか振り下ろさない指揮棒に、久方ぶりの静寂がホールを支配。若いのに客席までコントロールしてしまうヒメノとは・・・恐れ入りました。
全体的に確かにあのコンセルトヘボウの独特のマイルドでかつ卓越した音ではあるけれど指揮者の個性、というかこれが現代の流行なのかもしれないし、嘗て率先してアーノンクールとピリオド奏法をやってのけたこの楽団の柔軟な伝統、そういうのがさらに強くもあり、楽団員の表情、というかいつの間にか若返っているその姿も、もうすっかり今は21世紀。
11/7(Sat)
RCO Royal Concertgebouw Orchestra
Gustavo Gimeno / Yuja Wang
@Kyoto Concert Hall
Tchaikovsky: Piano Concerto #2in G major; Op.44.
Bizet/Volodos: Variation from Opera Carmen
Gluck/Sgambati: Melody
Tchaikovsky: Symphony #6 in B minor; Op.74.
Schubert: Intermezzo from Rosamunde Act 3
Tchaikovsky: Polonaise from Opera Eugene Onegin