[宝塚]カリスタの海に抱かれて~ファンタジア[花組] | Savage Salvage (AKA UЯASHIMAru)

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砂漠 音楽 秘密(笑)の趣味 
Desert Life, Classical Music, Traditional Play, Motor Cycling and a bit of Model Railroading.

コアなヅカ・ファンの方々の辛辣なる視線を恐れ、これまで日記に感想を認めるのを控えてまいりました。
しかしアンタこの前これ見たやろといわれても、とんと思い出せないことが多いので、せめて何を見たのかだけは記録しておくこととする。トホホ。
ミュージカル「カリスタ・・・」は新作オリジナル。人気脚本家(オフィシャル・サイトの解説)大石静が花組のために書き下ろし。何組がどうこうということは置いておいて(正直誰誰の違いがよくわからない)オリジナル作品は基本的に日本語の歌詞の抑揚に無理がなく、見ていてそのそつのなさについつい引き込まれる。大団円への流れもまるでモーツァルトの歌劇のような強引さで誰もが笑って楽しめるところが素晴らしい。ベル薔薇はじめ、他のミュージカル作品との世界観共用や参照も良い。宝塚は余計なことをせずにこのようなヨーロッパ、とくにロココからネオクラせいぜいベルエポックまでの歴史をひたすらにモチーフにすればそれでよい。間違っても誰も知らない(捏造された)朝鮮ドラマなぞに手を出してはファンを失うだけだ。ただし、あえてこの時期、植民地の偽善を暴き立てるようないやらしい政治性を潜ませるのは白々しいからやめたほうがよい。そのせいで空席が目立っていることを製作側はもっと深刻に受け止めるべき。今の時代あえて劇場に足を運ぶ層がそんな生臭さを敏感に嗅ぎ取らないわけがない。

後半レビューロマン「宝塚ファンタジア」はこの後の台湾公演に持って出てゆくために製作されたもの。著作権に無頓着な台湾用というわけでもないんやろけど、これも曲当てクイズのような古今の有名無名曲からの引用(というかアレンジ?)が次から次へと飛び出してきて楽しい。ミュージカルも併せ、オリジナルならでは、バレエからレビュー、さらにモダン・ダンスまで縦断的に宝塚生達の溌溂とした姿が堪能でき、終演時には客席のあちらこちらから溜息が漏れるほど。ただし最近多い、意味不明の録音音源時間。アレはいったいなんでっか?オケの休憩時間かなんかでっか?いくら増幅しているとはいえ、いきなり生演奏から入れ替わると明らかに舞台の空気が平板になってしまうのがわかる。恐ろしい。

まあしかしおかげさま、ジジイにはよい目の保養になりますひっひひひ。

4/14(火)
花組公演(昼の部)
ミュージカル「カリスタの海に抱かれて」
レビューロマン:「宝塚幻想曲」