江藤新平? | asuaritoのブログ

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毛利敏彦氏の著書「江藤新平」(中央公論新社)は

江藤が先進的な人権尊重主義者であった事実を明らかにしている。

明治6年政変で、逆に大久保が排除され、江藤が残ったなら、日本は別の歴史を歩むことになったと思われる。

「人権より国権」の大久保が

「国権より人権」の江藤を横暴極まる手法で排除した。

これ以降、警察・検察・裁判所制度における

国家権力の支配が確立され、現在まで続く「人権より国家」のDNAとなっているのだと思われる。


明治政府ほど、残虐極まりないことをした者たちはいないと

数冊の書籍で知りましたが

薩長土肥の、「肥」佐賀藩の江藤新平氏。

続きがあります。


歴代自民党首相では、田中角栄氏が刑事訴追された。橋龍氏も刑事訴追の瀬戸際まで追い込まれた。

日本を支配する者たちの判断と指揮によって、刑事司法が不正利用され、それが政治体制を維持、改変する最重要の手段として用いられてきた現実がある。


日本を支配する者たち、、

賢明なフォロワーさんがた、お気づきですね。


支配者に従順な者は重大犯罪を実行しても無罪放免にする。

支配者にとって邪魔な存在は、完全無実であっても犯罪者に仕立てあげる。

こうした不正が繰り返されてきたと考えられる。


その象徴ともいえる西松事件と陸山会事件。

この不正に血塗られた検察史は、小沢氏無罪確定で幕を閉じたが

日本の主権者政権を破壊した罪状はあまりにも重い。



忖度という言葉が流行語になったが

最大の忖度機関は日本の刑事司法当局である。

適正に犯罪として立件されれば責任追求は適正にならざるを得ない。

しかし、刑事司法が腐敗して、犯罪が存在するのに政治的配慮でこれを無罪放免にしてしまえば

責任処理もあいまいなまま幕が引かれてしまう。


「国家にしかできない犯罪、それは戦争と冤罪である」

弁護士、後藤昌次郎(故人)



上川容疑者のことを、少し聞いたので

書こうと思いましたが


3冊の書籍を渡していた友人が

このかたの本は、まだある?





こちら、2018年12月10日発行の新書です。


お盆前に、ありがと。と手元にきて、私も再読しました。


冤罪によって、人の生きかたを変えざるをえなかったかたの言葉には

チカラがあります。


しっかり考える。見通しを立てる。

このような優秀なかたを、国家は粗末にしているのだと感じます。