第25回 関門海峡花火大会 | asuaritoのブログ

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季節

2012年8月13日(月)
第25回 関門海峡花火大会

始まりは、下関市の花火大会からだそうです。
巌流島の北で始まった花火大会。
南の北九州市門司区でも花火大会を開催しようと
『関門海峡花火大会』となり、今回で25回め。


私が観覧にいったのは、今回が初めてでした。
花火の職人さんがいらっしゃる地域に近く
花火大会は毎年「ある」ものと思い込んでいました。
しかし10年ほど前から、花火の豪快さがなくなり
淋しい打ち上げ花火になりました。
昨年から「観覧客の安全を護れない」と自治体が発表。
中止となりました。
今年も花火大会はありません。


夫の七回忌を昨年の年末にむかえて
法要を終えてもなお、このまえのことのように感じています。
暑い季節になって、なかなか外出できない状態にあったとき
「関門海峡花火大会」のお話しがありました。
夫と共に、よく訪れた「門司」。
夫の仕事でお世話になった企業さんや事務所があちらこちらにあります。
そして関門橋と海峡の風景。
夫ともう一度行きたい。
体調が回復することを願いながら
待ちわびて、なんとかこの日を迎えました。


高速道路を降りると、長い渋滞。
駐車場から会場まで長い距離を歩いて向かわれるかたも多くいらっしゃいました。
昨年の観覧者数は120万人。想像できない人数です。

車を降りると「ムーン」とした暑さにびっくりしました。
この夏は特に建物の中で過ごしていたせいか
暑さを実感したのは、この日が初めてだったかもしれません。
汗が吹き出すように流れます。
会場に着いた時、ザーッと雨が降りました。
この夕立ちのおかげで
コンクリートが冷やされ桟敷席は心地よい温度になりました。


パン!パン!と始まりを伝える音から
一気に花火が打ち上げられました。
パン!パン!
大きな大きな打ち上げ花火。
すると、打ち上げられるスピードが早くなります。
ババババババババン!
もっと早くなって
ババババババババババババババババン!
観覧席から歓声や拍手があがります。
自分の目の前に大きな花火がドンと開き
降りてくる迫力は初めて感じたかもしれません。
「わぁ~」「わぁ~」
まるで子供のように、みなさんも大喜びです。

厚い雲の上に
絵本のような「かみなり」さまがいらしたとしたら
びっくりして逃げ出してしまいそうです。
拍手が鳴り止みません。
演出もお洒落です。
協賛各社の打ち上げ花火では
音楽にのせて花火が打ち上げられます。
キリ○ビールさん。
テレビコマーシャルで聞く
軽快なリズムの音楽が大音量でながされ
花火だけでなく音楽も楽しめました。

楽しい時間は、すぐに過ぎてしまいます。
1万3千発の花火は、多くの人を喜ばせてくれました。
3枚目の写真、左下の小さく写っている花火は
下関市から打ち上げられている花火です。
まことに、お見事な花火大会でした。


花火が終わると、帰路の案内アナウンスがありました。
道路に近いかたから順番に誘導されます。
桟敷席は2時間近く、入場ゲートから出ないようにとアナウンスが続きます。
よく考えられた誘導体制でした。
国道の渋滞は、退屈になってしまいますが
あまりにも見事な花火に「はしゃぎ」
テンションが上がったままの状態で、あっというまの帰宅となりました。
とても素晴らしい「関門海峡花火大会」でした。