最近、求人をしていると、あちこちから聞こえてくる「売り手市場」という言葉。
そういえば、ここ何年も、「買い手市場」だったんだなぁ。
僕が大学を卒業して就職先を決めるときは、まさにバブルの時代。
いわゆる「超売り手市場」
いろんな大企業からアプローチがあり、当時、理系だった僕のところに、メーカー以外の求人情報が多数寄せられ、興味本位でいろんな企業を訪問しました。
本来、「大学の教授推薦でメーカーへ就職」というのが一般的な流れで、メーカー以外への就職をすることについてはほとんど大学側のサポートは受けられない状況。
しかしながら、会社訪問は交通費や宿泊費までもらえる状況だったので、全国を旅行していた感じです。
結局、総合商社という道を選んだのですが、今、考えてみれば、まあ、良い選択だったんだと思います。
そして、今、採用する立場になって、
結局、入社してくる人に、どんな成長の場を与えることができるのか、自分の経験とノウハウをどう伝えていけるのか、ということを強く感じます。
だから、自分が責任をもてないと感じたときには大企業への就職を薦めます。
僕の時代は、大卒でいきなりベンチャーへ就職という選択肢は、今よりも相当勇気が必要だった。
でも、今は若くても起業できる時代。
若くして、社長になりたいという強い意志があるときは、経営者の近くで働くことができるベンチャー企業のほうがより多くのことを吸収できると思う。
人生、生き方はいろいろあるけど、あとは、自分自身で決める問題だし、いろいろ考えてほしい。
今日の格言:「売り手市場だからこそよく考えて意思決定!」