新規事業として、ある有名メディアと組んだこだわり食材のEC事業を検討中。
おそらく百貨店が競合になるんだろうなぁと思いながら、市場調査を開始しました。
マクロ的には、狙っている市場に近い、ギフト市場のデータを参考にすることにしました。
ギフト市場全体ということでは、なんと国内で6.4兆円ものマーケット(内、食品ギフト市場は1.4兆円)があるそうで、予想通り、ギフト購入先シェア38%の百貨店がダントツNO1で、ネットは17%(富士経済資料)という調査結果でした。
購入の決定要因は、「価格」「品質」「ブランド」といったところだが、驚いたのは、お客様の85%は購入先に満足しており、購入先を変えようとは思っていないということ。
ギフト市場を支える購入層が40代以上というだけあって、変化は嫌うということなのかもしれません。
市場は競合が多数存在し、顧客満足度が高い市場に対し、新規参入するなんて、とてもばかげているので、この時点でアウトという判断になるのですが、僕の場合、普通に考えて、ダメだと思えるところから、もう少し突っ込んで考えて、ビジネスチャンスを見付けるということも多いので、あえて、もう少し深く考えてみることにしました。
ここ数年の環境変化を見てみると、
1)ギフト市場の全体規模は長期的に減少傾向(但し、ネットでの購入は増加)
2)送り手の中心が法人から個人にシフト(両親・兄弟・子供、自分へのプレゼントが増加)
3)義理のギフトから本当に喜ばれるギフトを贈るようになっている
4)「低価格志向」と「高級志向」の2極化が進んでいる
ということらしい。
事業参入の検討の中で拡大する市場への参入というのはマストなので、参入方向は見えてきたが、利益を取るためには競争は避けたいところ。
また、当たり前のことですが、消費者にとっての価値がキーになると思いますので、とりあえず、次のステップとして、消費者個人の立場で、百貨店のサービスを実感してみることにしました。
直感的には、NOなのかなぁ。。
まだ、検討にかける時間はこんなものでいいかな。。できるだけスピードアップしなくては。
ただ、もう少し可能性を追求してみたい自分もいる。。
こんなとき、どんどん厳しいご指摘くれる人ほど、大歓迎です。
何かあればよろしくお願いします。
今日の格言:「可能性の追求は、スピード感をもってやろう!」