野口美佳さん の「男前経営論」という本を読みました。
以前、TVで社長のインタビューを聞いたことがあり、すごい人がいるんだなぁと思ってましたが、本屋でこの本を見つけて、野口社長と僕の誕生日が同じ(1月13日!)であることを発見、急に興味が沸いてきて、一気に読んでしまいました。
- 野口 美佳
- 男前経営論―ピーチ・ジョンの成功哲学
ピーチジョン(PJ)という、20-30代の女性なら殆どの人が知っている女性下着ブランドを取り扱い、
通信販売を主力事業とし、発行部数は250万部(内、販売部数は50万部)、109等の店舗での販売も行っている会社で、売上170億円、利益30億円の会社。
野口社長は、自分自身のことを女が半分強、男が半分弱と言い、女性をターゲットにした商品を売るための経営は自分の中の女の部分と男の部分の両方が生かされていると言います。
確かに、社員の9割が女性で、「だから女がついてくる!」と言い切れるからには、それなりの経営哲学があるんだと思います。
男性はマーケティングのデータをベースにいろいろ分析するが、「欲しければ買うし、いらなければ買わない。イメージで買うのが女」だから、データではなくイメージを大切にした経営でなければいけないとのこと。
「ピーチ・ジョンは言葉や数字で社員を動かすことはしません。」とはっきり言い、「元気・セクシー・ハッピー」というビジョンを掲ながら、マネージャーの役割を「褒め上手の色男」といい、がんばっている社員を「ヒロイン」と呼んでいるところ、また、事業計画書も一度も書いたことがないというから、その徹底振りがうかがえます。
そんな野口社長が考える、経営者に必要な要素(「社長力」)が、以下の9ポイント。
1.ビジネスセンス
2.人脈作り
3.セルフプロデュース
4.日々の努力
5.一貫性
6.ビジネスマインド
7.精神的な余裕
8.逆境を力にできること
9.人から助けてもらえる能力
ひとつひとつの言葉に、とても重みを感じます。
新年早々、スタートダッシュをする時期に、とても面白い本を読みました。
僕は男性ですから、女性そのものの感性にはなれませんが、うちのファッション事業部も女性が9割、優秀な女性社員が生き生きと働ける環境作りを心がけ、できるだけ早く、男前経営の部分だけでも、野口社長に追いつけるようにがんばっていきたいと思います!
今日の格言:「イメージを求める女性のために、男前経営でがんばります!」