スペースシャトルの耐熱タイルの落下が理由で、米国の宇宙開発計画が更に遅れるという。

 2年半の打ち上げ凍結をもたらしたコロンビア事故の原因が未だ解決されていないという事実が浮き彫りになったからだ。

 そもそもシャトルは地球と宇宙の間を何度も往復できる技術で、宇宙飛行のコストを飛躍的に削減し1回あたりの打ち上げ費用を30億円程度にするというのが目的であった。しかし実際は安全対策費用が膨らみ500億円を軽く超えるという。発想はいいが技術が追いつかないということらしい。

 今朝の日経によれば、次世代の宇宙船は使い捨て型。こちらのほうがコストが安いそうだ。

 それにしても、使い捨てとはいっても、宇宙のゴミとなるわけだから、ゴミ処理(環境)問題はしっかりしてほしい。

 結局、環境まで考えるとコストが更にかかかるのは自明であるが、問題になるまで環境問題は無視しようというのが宇宙開発の現状なのだろう。

 科学技術の進歩は、完璧を目指しながら進むというより、必要最小限のこと以外は無視して技術を徹底的に追求しなければ進化のスピードが遅くなってしまう。

 ベンチャー企業の経営も科学技術の開発に似ている部分があるが、社会的責任という観点を常に考えながらの経営は行っていきたい。