浦崎庄平です。
沖縄那覇の観光スポット「首里城」は、世界遺産にもなっている沖縄観光では外すことができない観光地です。
1429年からおよそ450年間続いた琉球王国の国王一族が居住していた王宮で、
政治や外交貿易の中心など重要な役割を果たしてきました。

本土にあるお城とは異なる一風変わった建築物で、全体が高貴を表す朱色で彩られており、
「守礼門(しゅれいもん)」「正殿」「鎖之間(さすのま)」「瑞泉門(ずいせんもん)」「西のアザナ(いりのあざな)」の5つを観光することができます。

首里城で最初に通る場所が二千円札にデザインされている守礼門で、門の中央部分は王族だけが通れる道となっており一般の人々は通ることができませんでしたが、
現在では全ての道を通ることができます。

門には礼節を重んじる国という意味の「守礼之邦(しゅれいのくに)」の文字が掲げられており、来訪した人々を歓迎する重要な「顔」として存在していました。
かつては中国からの使者を迎える期間だけ掲げられていましたが、現在では平和な世の中を象徴するように通年掲げられています。

正殿は首里城の中心的をなす3階建の建物で、1階は国王が政治や儀式を執り行う場、2階は国王と親族や女官が儀式を行う場、3階は通気を目的とした部屋となっており、内部の作りはお城というよりも神社やお寺を連想させる荘厳な雰囲気に満ちています。
至る所に国王を象徴する金の龍と富を象徴する牡丹の花があしらわれており、絢爛豪華なイメージが印象的です。

鎖之間は正殿とは打って変わった和風の作りで、役人と懇談する広間として使われていました。
現在は沖縄の伝統菓子やさんぴん茶などを楽しむことができる休憩所を兼ねており、琉球庭園を眺めながらゆっくりと寛ぐことができます。

瑞泉門は石垣の風合いと趣を感じられる場所で、沖縄に存在する最古のシーサーを見ることができます。
美しいカーブを見せる石段の先にあるため、記念撮影の人気スポットにもなっています。

西のアザナはお城の西側にある標高130メートルもある石造りの物見台で、沖縄の街並みを一望することができます。
特に夕方からの眺望がおすすめで、ベンチに座ったまま明かりで色づく景色を見られる沖縄屈指の夜景スポットとして知られています。

旅の思い出を語らいながら、優雅な時間をすごすのに最適です。