とうとう、1月31日をもってパスネットの取り扱い終了となりましたが、前回パスネットのことを書いていたら、あの時の思い出がどんどん甦ってきました。
パスネットが導入されたのはちょうど大学生の時。これを連れて気になる場所・知らない街、誰かに会いに…いろんな所へ行ったなぁ。。。
こうやって裏面印字の駅名を眺めていると、当時の思い出が蘇ってきます。
1月31日までに払戻しを余儀なくされたパスネットのポスターがなんだか煩わしい存在のように掲げられているようにも思え、これだけ高度な技術の結晶であるパスネットが末期、このように、しかも人々の記憶から忘れられてしまうのは、あまりにも残念だと思いました。
そこでこの度、永久に使用・取扱不能になったパスネットに関して何をいまさら
なんですが、当時お世話になったパスネットならびに自動改札機メーカーに感謝の気持ちを込め、このシステムがどのようなものだったか、どれだけ優秀なものだったのかを、
あれからだいぶ経っているので忘れてしまいましたが、かすかな記憶を手繰り、記録したいと思います。
まず、パスネットを語る上で欠かせないのは自動改札機の高度な技術です。パスネットという磁気式カードを自動改札機に投入してから改札機を出るあのわずかな間に、
運賃計算
残額のパンチ穴開け
裏面への乗車駅・降車駅カード印字
残高不足であれば警告チャイムとともに扉が閉まる
きっぷと同様、向き・裏表逆に入れることも可能
という仕組み。
今ではICカードでタッチし"ピピッ"というあの瞬間に運賃計算が行われる技術もそれはそれで高度な技術ですが、磁気カードの直接投入はICカード方式よりも構造的・物理的に複雑でかなり高度な技術を要するものです。(ただし、きっぷ・定期投入と比較するとカード排出には若干の遅延が発生していました。)
(※新玉川線時代にパスネットは無かったため、写真はイメージです)
そんなカード処理の技術もさることながら、パスネットはなんと2枚重ねて投入が可能であったこと。このケースは主に4パターンあり、
A 初乗り運賃に満たないパスネットと新しい(残高のある)パスネットを2枚重ねて入場
B (初乗り運賃以上あるパスネットで入場後)出場時に残高不足のパスネットと残高に余裕のある(新しい)パスネットを2枚重ねて出場
C (定期区間外の駅で)パスネットで入場し定期区間内で定期券とパスネットで2枚重ねて出場
D Cの逆で定期券で入場後、定期区間外の駅でパスネットと定期券を2枚重ねて出場。
2枚重ねて入出場できる自動改札はその特殊性から価格が高額なようで台数は限られていて、"2枚重ねて投入できます"というステッカーが掲げられていました。
当時は定期券を持っていたため不明な点は、きっぷとパスネットを2枚重ねて投入できたかどうか。
今回はパスネットの2枚重ねて投入できる高度な技術について記しましたが、次回はパスネットにかかわる複雑な運賃計算と経路のことについて記したいと思います。





