これからハマってしまいそうな東南アジアの魅力。今度いつ来られるかわかりませんが、名残り惜しみながら《6日目》はハノイから高雄へ戻ります。
午前中にホテル周辺を散策した後、ノイバイ空港へのバスはハノイ駅(東駅)の正面に向かって左側(南)にあり。
空港バスはハノイ駅まで行かずともホエンキアム湖やロンビエン橋で乗客を拾っていくルートがわかれば今度来やすいです。このバスも車掌乗務で高額紙幣でも安心。
渋滞する片側1車線の狭い橋だけでなく高規格の橋もあり。一帯一路構想の橋かと思ったら日本支援のニャッタイ橋。
3泊4日で移動した距離を飛行機で約3時間。ベトジェットエア高雄行きはガラガラなのに通路側という不運…。離陸と着陸時以外は別の席に移動
再び高雄へ。最近の台湾主要駅は地下化に積極的ですが、この高雄駅は地下化工事中の最終段階。半地下に奇抜な吹き抜けコンコース。
地下鉄から南口までは上がって周って…フェンス越しから日本統治時代に建てられた帝冠様式の高雄駅駅舎。
ホテルにてチェックインを済ませた後は瑞豐夜市へ。
《7日目》の終日高雄は大人しく定番スポット巡り。ベトナムから戻れなかった時の失礼ながら予備のつもりだったんですが…。後々見どころが多くて後悔することに。
美麗島駅前にて朝食の鴨肉麵(味付け玉子追加)。汁なしスタイルで大陸のこってり味と比べてあっさりしています。
高雄の定番スポット蓮池譚へ。最寄り駅の新左營駅(台鉄・地下鉄)は台湾新幹線左營駅との乗換駅。閑散とした駅西側。
駅から歩いて15分ほどの所にある池。台湾の1月は関東で桜が咲く頃の暖かさ。天気も良くて気分がいい。
剣を携えた北極亭の玄天上帝像。
お膝元に自動おみくじ販売機。そうだ正月三ヶ日だったと早速コインを入れてみることに。
吉凶の判別がわかりませんが…。
厳かな日本の寺社と違ってカラフルな中国の寺院は極楽浄土感があります。
中国のイメージそのままに龍と虎が仲よく並ぶ龍虎塔。その後はバスと地下鉄を乗り継いで旗津へ。
気候は温暖でも日の入りは早く。最後は高雄港を囲む旗津という細長い半島へ。このフェリーも悠遊カードOKでした。
高雄の街並みを眺めながらフェリーで10分ほど。
海鮮料理店が軒を連ねる通りを抜け、貨物船が浮かぶ海岸を眺めながら7泊8日の長旅のフィナーレ。
観光地なので高そうですが、せっかくなので海鮮料理店に入ってみることにしました。
イカのフリッターとハマグリとニラの炒め物を注文。ハマグリの方は香りの強い野菜が入っていて、何か調べたら台湾バジルのようです。入店前に所持金を確認してなくヒヤヒヤしましたが、ギリギリでしたビール2本と合わせ650台湾ドル(約2,500円)。ここで紙幣を全て使い果たし、あとは小銭と悠遊カードの残高のみ。
酔いが一気に吹っ飛んだ後の、潮風が心地いい夜のフェリー
地下鉄に乗ってホテルのある美麗島へ真っすぐ行けるところ、高雄にはライトレールも走っているのでそれに乗って遠回りすることに。のりばの横はにかつて使用されていた高雄港貨物駅の広いヤードが哈瑪星鐵道文化園區として残されています。昭和感漂う渋いスポットに興奮。
予備日にするにはあまりにも失礼な、高雄港を縫うように走るライトレール沿線は面白そうなスポットが車窓からもわかりました。レトロな建物も巡ってないし、中心部にも行っていないし。またいつか訪れたいと思います。
ホテルへの通り道、再び六合夜市へ。趣旨から外れますが、最終日に泊まったところは商務旅館でビジネスホテルと思いきや隣からエッチな声がラブホテルは日本特有のものだそうで、海外のホテル事情は日本とでは違うんだなと、まあこれも勉強になりました…。
ただ移動のみの《8日目》の飛行機は朝8時発。カード残高のみが頼りの地下鉄が早朝に走っているか心配しましたが無事搭乗。
日本に着いて気づいたのはまだ冬だったこと。暖かかったありがたみをすっかり忘れていて、この後さらに厳しくなる寒さに気が滅入るのでした…。
今回、国際列車は貴重な体験だとして、空港規模の駅が次々と登場し旅の風情が急激に失われていく中国の事情を目の当たりにし、今度行く機会が得られたらローカル線の客車列車に乗りに行きたいと思いましたが、そんなのん気な事が言える時代が再び来ればの話です。
(2020年1月3日~5日)