たくさんのコメント、リブログありがとうございます。

何度も読み返しています。

今風邪を引いて、絶不調なので、コメ返はあとから、ゆっくりさせてください。

でも、これだけは書かせてね。


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涙が溢れて止まらない。


見えた。はっきりと見えたんだ。


たくさんの子どもたちの前で、

男の子(兄)と女の子(妹)が座って仲良くくっついている。

その2人は兄妹になる、って決めたみたい。


そしたら、たくさんいる子どもたちの中で、

わたしが、「はいはーい!」

って、元気よく手をあげた。


「わたしが、その子たちのお姉ちゃんになる!2人のお姉ちゃんになったげる!だって、楽しそうだもん!お姉ちゃんが2人を守ってあげる!」



そうして、わたしたち3人は姉・弟・妹の、3きょうだいになった。



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なぜこんな気づきが突然降ってきたのか?


考えていた。


わたしが最初にライバル心を抱いた相手は、弟だったなって。

わたしとちがって、算数が得意な弟は、わたしよりたくさん褒めてもらってるように思えた。

塾の表彰もしてもらえた。

わたしよりずっとずっと数が多かった。


パズルひとつとっても、弟に勝てない。

姉としてのプライドが傷ついて、

どこかで競い合っていた。


中学生のとき、わたしは、優等生だった。

小学生まで優等生だった弟は、中学生のときはいわゆる反抗期だった。


わたしは、弟より良い子であることが誇りだった。


でも、高校生になって、成績が下がって、

弟にデカイ顔できなくなった。

赤点を取り続け、先生に叱られ続け、

国公立大くらい簡単に行けるだろうという、親の期待に応えられず、

落ちぶれていくわたしとは反比例に、弟や妹は良い点をキープできていた。

大学生で、わたしは完全に落ちこぼれだった。


家に帰ると、妹が弟に勉強を教えてもらっていて、とてもうらやましかった。

でも、わたしにはお兄ちゃんはいない。

いいなと思うことは、何度もあったけど、

一番上って事実は覆らないから、

仕方なかった。



それから、何年かたって……

わたしが変わり始めたら、弟が変わり始めた。


まず、わたしをキツめにいじったり、ディスったりしなくなった。

わたしも弟に自然と、やさしい言葉をかけれるようになった。



ああ、そうか、弟は見せてくれてたんだ。


お姉ちゃん、もうちょい悪ぶったって大丈夫。


見せてくれていたのに……今まで気がつかなかった。


弟に対しても、戦争ふっかけてたんだ。


ごめんな、弟ごめんな。

弟、お姉ちゃんのこと、大好きなはずやのにな。

ずっと見せてくれてたのに…お姉ちゃんはお姉ちゃんってプライドのために気付けへんかったよ。



ああ、終わっていく。

弟との戦争が。

おそらく、はじめて戦いをふっかけた男との関係が、

変わっていく。



妹とは、わたしがおしゃれに興味出てきて仲良くなって、女子どうしだったからか、弟みたいにこじれなかったけど、

それでも、昔は、戦争してた。



今は、今は2人とも仲良くしてくれる。

お姉ちゃんは、2人が、わたしのこと大好きって知ってる。


だって決めてきたんやもん。


わたしが手をあげたんだもん。



そうだ。

わたしが途中でおちこぼれたから、


弟と妹は、学力でこっぴどく怒られることはなかった。

わたしにみたいに、お姉ちゃんやからって、言われんで済んでた。



わたし、お姉ちゃんがやりたかったんよ。


2人のお姉ちゃんがしたかった。


もういいかな?十分お姉ちゃんできたかな?


2人のお姉ちゃんであることは、今世変わらないけれど、

姉ちゃん、もう少し自分を生きてみようと思う。


ありがとう。

弟も妹も、大好き。

わたしは、このきょうだい、家族で、親で、よかったよ。



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長い長い戦争が終わる。


きっかけはいつも、自分からだけど、


そうとは知らずに生きてきた。


さあ。


重い兜を脱ぎ捨てて、剣を捨てて、


今から、今を生きよう。


約束のもと、集った家族を愛してる。


大好きなこと、大好きでいてくれたこと、


変わらない。変わらない。