現在、夢ちゃんは小学一年生です。
コロナ禍のママ達。

育児の悩みを、支援センターなり、児童館なり、
ママ友のお家なり。気楽に行けないご時世に孤独が増すのでは?と心配しています。

昔を遡り、我が子の話をします。みんな、いろんな子がいて、いろんなママが、います。
ママは、ママ会社の新入社員。社員はひとり。

沢山のヘルプ、わからないを、表に出して下さい!!

では、本題。
【夢ちゃんの赤ちゃん期】

今日は0歳児の頃の話です。
とにかく、夢ちゃんは泣いていた。
他の子供は、笑ったり寝たりしていたが、夢ちゃんは、ずーっと泣いていた。唯一、沐浴の時は泣かなかった。

どこか?痛いのか?
何か訴えているのか?

他の赤ちゃんに比べて、窒素しちゃうのか?ぐらい泣いていたので、医師に相談したら、元気な証拠。途中、紫に顔がなるぐらい泣くんです!と言ったら、肩をトントンしたら、治りますか?
ああ、はい。じゃあ、大丈夫。
で、済まされた。そう、泣く子は元気。ってやつ!しかし、
泣いていた。。

何ヶ月だったか?集団検診があった。
検診に向かう時から終わるまで、2時間。
泣いていた。最初から最後までずっと泣いていたのは、夢ちゃんだけだった。

なんで。。
なんでよ。って思った。
オムツを検診前に変えて下さい。と言われ、
ズラっと並んで寝転がる赤ちゃん達の、1番端っこで、オムツを変えた。
みんな、気持ち良さそうにしているのに、夢ちゃんは、オムツを蹴り飛ばし、綺麗なオムツを履かせるのにも、バタバタし嫌がって泣いた。
赤ちゃん達すら、みんな、夢ちゃんの泣き声に驚き、寝転がりながら夢ちゃんを見ている赤ちゃんが沢山いた。お母さん達もみんなに見られた。

うちの子だけ。なんで。何が不満なんだ。綺麗にしているのに。

私が泣きたかった。泣きそうだった。
恥ずかしくて、悔しくて、仕方なかった。


検診でも、ずっと泣いていて。と相談したけど、
泣き声を聞いた医師は、
おお!元気!元気!それぐらい泣けるなら大丈夫でーす。はい、次の方。。。と、スルーされた。

もちろん、夜も泣いていた。
朝まで、ずっと泣いていた。

お友達の赤ちゃんと会っても泣いていて、お友達の赤ちゃんは泣いてない。夢ちゃんの泣き声が大きすぎて、久しぶりに会った友達と満足に喋れない。。
何でよ!怒。。うるさいよ。。。何で?

赤ちゃんは、泣くのは仕事とは言え、異常だと感じていた。

3か月が経ったころ、支援センターに行ってみた。オロオロしている私に、ひとりの女性スタッフが声をかけてくれた。

泣いている、夢ちゃん。
その、スタッフさんは、お母さん、抱っこさせてもらって良いですか?と、優しく言われた。
初めてだった。
泣く子は、元気で、スルーしなかった。

そのスタッフさんは、支援センターのベテランさんだった。

夢ちゃんに向かって、はいはい。うん。そうかそうか。と、泣いている夢ちゃんと会話をした。
そんな、大きく泣いたら、ママがびっくりしちゃうよ。大丈夫だよ。いつでも、きてね。夢ちゃん。と、、

私は、思った。ずっと抱っこしていて、くれ。
と。。

お母さん、支援センターには色んなママや私達が居ます。遊びに来て!

と、言ってくれた。

それから、毎日、通った。
スタッフさんに、泣いてばかりで、、

なんか変なのか?私の育児に足りないところがあるのか?何なんでしょうか?
と、聞いた。(いつも、これを言っても泣く子は元気で済まされる。)

あのね、夢ちゃんママ。
夢ちゃんの足。見てごらん。
夢は、バタバタ足を動かしていた。

他の子は、普通に寝転がっていた。

私も、久しぶりに会ったな。夢ちゃんみたいなタイプ。将来は、ダンサーかな??
スポーツ選手かな??
え。。!!?どうゆー意味でしょう?

そのスタッフさんは、夢ちゃんに向かって話しかけた。
【夢ちゃん、天井って真っ白でつまらないよね。こんなに手足が動かせる、早くお姉さん達みたいに動きたいよね。】と話しかけた。夢は泣いていた。

天井の世界。。

お母さん、あのね、こんなに、手足が動かせる赤ちゃん、8年勤めてるけど、久しぶりよ。
夢ちゃんは、早く、ハイハイしたり、歩いたり、走ったり。きっとしたいんだよ。

だって、こんなに、動ける。

はぃ。。確かに、周りの赤ちゃん、全然、動いてなかった。。

家に帰って、夢ちゃんの隣に寝転がった。

真っ白な、天井だけの世界が広がっていた。

確かに、つまらない。。

それから、私は、上に飾りがくるような
アーチ形の、オモチャを買った。嬉しそうに
触ろうとしたり、足をバタバタして、音を楽しんでいた。

少しだけ、、泣く時間が減った。

オムツも変えている。ミルクも充分。便通もよく
何が不満なんだろ。って思ってた。

それから私は、寝返りが出来たら、寝返りをしてみた。
ハイハイが出来たら、ハイハイをしてみた。
夢ちゃんから見える世界を、そのスタッフさんから、学んだ。

それでも、よく泣いていた。支援センターで、
今日も、泣くねー!と言われ、
まだ、レベル3ぐらいです。と、冗談も言えるようになった。これで、レベル3??
MAXは?

10で?3?

5で3?

もちろん、10で、今、レベル3です。

と、10の、3なのー!どーれ。抱っこさせてね。

夢ちゃん、早く動きたいね。おう、おう、今日も元気だね。これで、レベル3なのー?夢ちゃん、すごいねぇ。


と、ずーっと抱っこしてくれた、スタッフさん。
きっと、私は疲れた顔していたんだろな。

さりげない気遣い。初めてのこと。
否定なんてしない。

沢山、応援してくれて、夢ちゃんにも、夢の気持ちを代弁してくれる、神。のような女性スタッフさんに、私は救われた。


7年後、メッセージが、きた。
新しい門出。おめでとうございます。
あの時、赤ちゃんだった子が、ランドセルを背負う一年生になると思うと、とても嬉しいです。


とってもとっても、素敵な先輩ママだ。
単なる支援センターのスタッフではなく、
人間とし、女性とし、母とし、
尊敬する人物と出会い、沢山のママ友が出来て、
あの時、、支援センターに行ってみて本当に良かったと思う。

私も、ママ、7年生。
新入生のママ達を応援したい。

たくさんのヘルプを出して下さい。
あなたは、間違ってないし、育児に正解などない。。でも、コツは、あるかもしれない。

だから、沢山のヘルプを出して!!
休める時には休む。まぁ、休めないのは知っています。( ✌︎'ω')✌︎

辛いなら、つらい。と、わかってくれる人に出会うまで、ずっとずっと、言って欲しい。
きっとわかってくれる人は、現れてくれます。