癌の恐怖 | 20代で若年乳がん〜胸をはって生きること〜

20代で若年乳がん〜胸をはって生きること〜

脳腫瘍 小脳芽腫 摘出
非浸潤性乳管癌 片胸全摘出

がんを克服して、今は夢を追いかけています。
早期発見の大切さを経験から伝えたい。

小脳腫瘍摘出手術(良性脳芽腫)


現在非浸潤性乳管癌告知

2019/3/28全摘、一次再建

ティッシュエキスパンダー


病理結果 非浸潤リンパ転移無

術後8ヶ月後インプラント入れ替え予定


エキスパンダーに月一で水入れ中



20代で若年乳がんになるという事について

治療についての記録や、その時感じた事を綴ります。

自分の日記替わりに、また経験を通して誰かにとっての何かのきっかけになればと思います。


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こんにちは!
庭の縁側でお茶飲んでたら梅の花が咲いていて、エモいわ〜。
などとほざいてる元気そうなうららです🌸
柚子ができたりキンカンができたりと、愉快な庭ラインナップでございます。
夏には家族でバーベキューをしています。
今年の夏も楽しみです😄

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先日、形成外科を受診し今日は麻酔科を受診
主治医に診断書を書いてもらいました

入院手続きも終えて、いよいよ入院までの準備が整いつつあります☺️



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術式 は
皮下乳腺全摘出+センチネルリンパ節生検+組織拡張器による再建

これは
胸の中身をごっそり全部取らないといけないという内容です。そして手術の最中に太い針を脇のリンパに指して、細胞を切り取ってリンパに癌細胞が転移していないかを検査します。もし癌であればリンパもえぐりとります。脇がえぐれる形になります。


手術同意書の病名も
間違いなく乳癌でした。


結婚ももちろんしてなくて、なにをするにしてもまだまだこれからで、やりたいことが沢山溢れていて、少しでも可愛くなりたいなと思っておしゃれしたり、自分磨きに必死の毎日だった1人の女として、あまりにもショックな事実でした。



癌という病だからこそ
こびりつくイメージがありました。


怖い病だ。

治療が辛そう。

転移してたらどうなるのか。

髪の毛とかまつ毛とか眉毛とか抜けるのか。


妊娠出来なくなるのか。




余命は…?



脳腫瘍の摘出後数年経ち再発はないと言われて安心していた最中の発覚

とにかく混乱しました。

最初の検査では癌と決まったわけではない段階でしたが、可能性が高いと言われ一日中泣いていました。まだ決まったわけじゃないから落ち込まないで。と言われたけれど、それどころではありませんでした。


会社に電話をする時も嗚咽でうまく話せなかったですし、辛くて辛くて辛くて、とにかく今この悲しみを1人で抱えきれないと思い大切な人や友達に電話をしました。

どうしよう

どうしよう。

よくないことばかりぐるぐると頭の中を巡っていました。どんどんと死に繋がるネガティブな事を考えていました。


それはやはり、テレビやネットで出回る多岐にわたる情報であったり、どうしても悲しい事が大きく大きく取り上げられてしまう事が関わっているからかもしれません。


"印象"というものはやはり悲しい事がどうしても深く深く刻まれてしまうものなのです。



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私は宝塚や舞台の他にKPOPや
LDHの音楽がすきで、元気をいただいています。

自分自身も学生時代ずっとバンドを組んでギターボーカルをやっていて、大会やライブに出たりしていたので、音楽やエンタメごとを見ることがとても好きでした。(今ではアコギ弾き語り動画をアップする程度で趣味で続けてます

そんなLDHメンバーの一人、中尾翔太くんが22歳の若さでがんで天国へ旅立ってしまいました。
彼が亡くなった事を知った時は一気に血の気が引き、胸が苦しくて、その場から動けなくなりました。
がんを公表してからわずか125日しか経っていません。

勇気を頂いていた1人の人間として、同じ癌患者として、改めて翔太くんの分まで強く生きていかねばならないと強く思いました。

弱音を吐いてる場合じゃない
残された時間を
前向きに生きます