これ、書いておこうとおもいます。
いや、もう本当に好きだったんです。
何が好きって、ぜんぶでした。
雰囲気、見た目、声、歩き方、足のくるぶしまでもかっこよかった。
会話の返しも秀逸で、いつもひとのことをおちょくる感じも最高に面白く、でも決して相手のことを見下したりはしない、相手を嫌なきもちにさせることは絶対いわない。他人の悪口は言わない。小さなことは気にしない、大らかすぎる人。
彼と喋ると大概のひとは楽しくなる。笑顔になる。話が弾む。
上司からはかわいがられ、後輩にも偉ぶらない、っていう。
私には決してない、コミュニケーション能力・・・・・
私の憧れ。
そして尊敬。
学生時代はさぞかしモテただろうなーと思う。
なにしろ面白い。
歌もうまい。遊びもじょうず。
鉄板ネタがいくつもあって、いつも周囲を笑わせる。
飲みの場では、上手に場を回す。誰一人ポツンとしないように場のすべてに気を遣う。
女子高、女子大出身の私は、こういう人と喋ったことがなかったんです。
もし共学だったとしても、あまり接点がなかっただろうとおもう。
私は大人数で話すのは得意ではない人間、彼はヒエラルキーの上のほうの人。
そして何よりも彼は高学歴。
頭もいいが、頭の回転もめちゃめちゃ速い。
面白い・楽しい・気が利く・見た目が好み・声までもやさしい、本当にタイプ。
私はもう、憧れるしかなったです。
出会ったのは、もう十数年も前のことで、私が勤める本社に彼は転勤で赴任してきました。
最初にあれだけ褒めておいてなんなんだけど、実は、初対面ではなんとも思わなかった。
「すんごい普通の人来たな
」って思っただけ。
ただ、年齢も近いし、すごく腰の低い話しやすい人だなとは思った。
同じ部署だったので、私はここの事務所の説明をし、自販機の場所やらごみ捨ての決まりやらを教え、文房具の手配や経費の精算の説明をし、と初日から世話を焼きました。
