森田健作知事への手紙 | うらら☆プリンセス 安西美穂子のオフィシャルブログ
私が森田知事に大緊急でお願いしたいのは、他ならぬハルウララのことです。

負け続けたことで有名になって、私が命がけで守った命、天命も使命もある馬です。

知事におかれましては日本中央競馬会、高知競馬との三者の打ち合わせをお持ちになり、競馬場での「癒しの星」ハルウララのお披露目と、震災復興コンサートの話を進めていただきたいのです。

私が2年越しで関わった企画、作らせていただいた歌、私たちのハルウララですが、しかし私たちにはもはやこのことを進める力がありません。

どうか秘書の方々に正しい契約のご指示をお願いします。

森田知事におかれましては、かつてハルウララ応援団長をしていただき、たくさん力をいただいた・・・。

ですが私の力不足で、スポンサーにも反対され、JRAの力を借りることもできず、高知でラストランを実現させることができなかった・・・

8年の歳月が流れました。

どうか知事になられた森田知事のお力で、まずは中山競馬場でのハルウララお披露目と震災復興コンサート、そして来春ハルウララが無事に高知にお里帰りを果たせますよう、ハルウララを知事にお預けしたいと存じます。

大多数のサラブレッドには、帰るおうちがありません。

ハルウララのおうちは、森田知事、あなたが知事をなさっている千葉県にあります。

森田知事はご存知ないかもしれませんが、私たちは、ハルウララの厩舎を千葉に移したとき、知事をお尋ねしました。

勝浦でホースセラピーを行うにあたってのご挨拶でした。

1度めの知事ご就任の折、県庁に伺いとてもびっくりしました。

オープンな雰囲気の中、昼休みのコンサートがはねて、大きなトロンボーンを持ったオーケストラのメンバーが県庁内を歩いていたのです。

さすが森田知事…私はそのときの記憶から、日本中が震災に傷ついた経験をしたあと、競馬場でのコンサートを発想いたしました。

ハルウララ休養で「馬主連れ去る」と新聞に書かれ、大いに困り果てていたとき、森田健作さんに会ってみますか?

彼なら今のあなたを助けられる…と私に森田さんをご紹介くださった山根弘行さん(もと日刊スポーツ記者)が、私の作った歌をアカペラにして、競馬場…そんなアイデアを言われ、「ハルウララお披露目ができるね」「知事のお得意分野だね…」そんな打ち合わせをもったことが、震災復興コンサートの企画ができるきっかけです。

かつてヒットしたオグリキャップの歌を「天国に届け」と改題し、ハルウララの歌をつくりました。

それが「春が来るから」です。