退院36日目術後51日目。うらんさんは癒着性腸閉塞の経過とは異なる。
退院前に先生から頂いたメモに書いてあった一行。
”決して癒着性腸閉塞の経過とは異なりますので混同されないでください。”

この件に関して、4日の外来で確認してきました。
最初から説明しておくと、
腸閉塞
と、ひと口に言っても、
腸の内容物の通過障害を起こす、

その原因は幾つかある。
北里研究所病院のWebサイトに書いてあるように、

A.腹部手術を受けたことによるもの、
B.化学療法や、放射線照射などによるもの。

先生が書かれた「癒着性腸閉塞の…」は、A.が該当。
でもって、うらんの腸閉塞の原因は、B.が該当します。

腸が閉塞する理由は、
A.が、腸管同士や腸管と腸壁との癒着により、腸管の狭窄を生じたため。
B.が放射線治療による腸炎発症で、癒着や、腸管の狭窄を生じたため。

どちらも腸管の狭窄が、大元の原因といえる(と、うらんは解釈してますが)
器質的障害
という点では、共通で(コレもうらんの解釈)

腸管狭窄は、下の絵みたいに


砂時計の真ん中の部分のよーな(コレは極端な例)腸管という管の内側が細くなって

しまった状態。
一部、細いところがあれば、そこで食べたモノの「通りが悪くなる」

腸管の途中で食べたモノと消化液が「その場足踏み」(^^;状態になると、溜まった

消化液によって、
腸管の内側が浮腫んできて~、食べたモノと腸管の浮腫みで、細くなった管が

詰まってまう、と。

じゃ、先生は何がどう異なるから混同しないよーにと仰っているかというと、
簡単にいうと、癒着性腸閉塞の患者さんは術後に、小腸の浮腫みによる閉塞や

再癒着が起こるかもしれない可能性があるが、
うらんのような”放射線性腸炎による腸狭窄”では、そういったことが起きる

心配はせんでいいと。
だって、狭窄があった箇所を含む腸管は切除したんだし。

ははぁ、たとえるならば、
癒着性腸閉塞の患者さんは「イモリ」で、放射線性腸炎のうらんは「ヤモリ」

みたいな違い?( ̄▽ ̄;)

パッと見た目では、両方とも似ているけれど、「イモリ」は両生類で、カエルの仲間、

生息するテリトリーは水辺、対して「ヤモリ」は爬虫類でカメやトカゲの仲間、

おうちのまわりでよく見かけますね、(^^;ヤモリ好きのうらん、ヘンなことに詳しい…(爆)
両者ともに生態が異なるから

”考え過ぎる”と先生に指摘されたうらん( 一一)がしなくていい心配や不安を抱え込む

ことないんだよ、、とゆう気遣いがあったのかな?

では、放射線性腸炎に起因する腸閉塞患者が術後まったく【心配ご無用】なのか

といえば、
”考え過ぎる”と言われようと、あたしゃ”考える”ゾ( ̄▽ ̄;)

そうでもなかろう~、、、あっ、コレはうらんの場合です。
また、コイツを出しておかねば。

腹部から骨盤にかけて、万遍なく?放射線を照射されていて、総線量が60グレイを超える

と発症し易いとか聞いた合格ライン(^^;そおいう話では・・に、うらんは達してるので

手術で残してもらった小腸や大腸は、癒着性腸閉塞患者さんのような”健常腸管”とは

いえないだろう。
不良腸管(^^;?
あっちこっちで「ちくわ」と表現された、浮腫みがある腸管らしいし、(健常腸管の

腸壁の厚みって4ミリらしい、はたして”ちくわ”の厚みがどのくらい厚いのかは不明)
 

腸の動きも、良好とはいえない、、

時々、「あ、まだこんなとこにいる~」って感じることあります、、
痛みも出始めれば、数日続き、悩ましいです。(;´・ω・)

放射線を照射されたことによって、
腸管の血流が悪くなっている・・・

 

何よりイチバン不安なことは

放射線性腸炎という病態が”進行性”なのかどうか?という点

 

すでに取り除かれた90㎝の小腸の中に、二箇所あったという狭窄腸管…

それは5クールの放射線治療の期間の中で、最初の数回で、

腸管がキューーッと、細くなったんでわあるまい、

徐々に徐々に狭窄が進んだと考えたら

 

残った腸にも、今後、

狭窄が生じて、進行するの?

時の経過とともに進行性となる、とか?

 

ココを突っ込んで先生にお尋ねしたら、そうはならないと思う、というお返事だったけど

また「それは今考えなくてもいいことだとおもうよ」とも。

あまり詳しいことはわからないのだけど、

「イモリ」さんに「イモリ」さんの心配事があるように、「ヤモリ」にも

「ヤモリ」だからこその心配事があるというのは、同じ

なんですわ。


ところで、入院中に先生から「うらんさんが時々口にされる”腸閉塞難民”という

言葉がちょっと気になってるんですが。」と、、
これまでの入院患者さんの中にも口にされた方が少なからずいたらしく・・・?
何処からその言葉が出て来たのか聞かれたので、特定の方の名前をあげて

誰それさんのブログで見て、とはなんとなく言い難かったので「ホームページか

どこかで渡邊院長が使われているのを見かけました」と答えておいたのだけど

何か杞憂することがあるのかなぁと、先に出したWebサイトのスクショを取って

いるときに、ページをスクロールした先に出てきた、ここのところ…

腹腔鏡手術について間違った思い込みが患者間で先行していることを意識されて、

「癒着が軽い腹腔鏡下手術」と表現されてるのだろうか、けして「癒着しない」

「癒着する確率が低い」とも書かれていない点から考えても、、

イレウス管のこともそうだけど、、癒着性腸閉塞患者さんの術後は人それぞれで個人差、

かなりあるのだから、”耐え子”さんのケース一つ取っても・・・


あっ、そうそう、”耐え子さん”その後ニュース。( ̄▽ ̄;)
午後にline来て、

三分粥を食べて、腹痛も吐き気も出なかったので、
先生から「明日のオペはやめよう!」と話があったそうです。(*^-^*)

そして、24日間、激痛に耐えた
イレウス管も抜いてもらえた、とのこと。

これから五分粥、全粥とまた食事が固形化していくから、まだわからないけど
頑張って、よく噛んで食べてみます!

と言われてました。
再オペ、なくなって、ヨカッタです。



谷を下り終えたら、山を登って、退院の日が見えてくるように願ってます。
”耐え子”ちゃんだけじゃなくて、”ひ〇〇〇”さんも。