7回入院している病院の外科病棟の、すでにしっかり顔見知りになった看護師サンに
「ゆうたろうさん」と呼んでいる男性の看護師サンがいる。
ちょっと、喋りが「おねえ」系なんだけど、うらんにとっては「癒し」系の看護師サン。
せんだって緊急入院になって、病棟にあがったとき、ちょうど、その
「ゆうたろうさん」が夜勤の当直だった。
はじめて、ゆうたろうさんに会ったときも、イレウスの腹痛と嘔吐で、パニック状態
泣きわめきながらゲロゲロしていて、修羅場の真っ最中。
あのときは、ゆうたろうさんが経鼻胃管で、鼻からチューブを通したんだけど…
うらんが嘔吐反射で、挿管してる途中で、またしてもゲボオォォ
ベッドまわりと、うらんが着せられていたパジャマも、えらいことに・・
そのときはいつもの消化器外科病棟が満床で、一階上の整形外科病棟に入ったのです。
だから、ゆうたろうさんは整形外科病棟の看護師サンだった。
そして約一年後、また緊急入院した時は、消化器外科のベッドだったんだけど、
病室のカーテンの向こうで、
あれ?ゆうたろうさんらしき人の声がするよ?
ゆうたろうさんの声と話し方は覚えているから、マチガイじゃない。
翌日レントゲン室に降りるエレベーターの中で、付き添ってくれた看護師サンに
「去年は整形外科病棟にいたんだけど、その時お世話になった、ゆうたろうさんの
声がさっき聞こえたんだけど」と言ったら、
そうですよ、と。整形外科病棟から移動になったんです、と教えてくれた。
それ以来ずっと( ̄▽ ̄;)←こういう表現もなぁ、、
毎回入院するたびに・・
病棟の看護師サンは、AチームとBチームに分かれていて、時にはうらんの担当
じゃない時もあるんだけど、、病棟の廊下に出ていれば(ほら、入院したら
病棟を歩き回ってるからね)ゆうたろうさんとは出くわすことが多くて
もお何度も修羅場の現場の、パニくるうらんのハズい姿を見せているから
なんも恥ずかしくない(爆)
実わ
うらんのうちにも「ゆうたろう」さんがいる。
クマだけど。(^^;
ぬいぐるみだけど。(^^;
それで、はじめて「ゆうたろうさん」を知ったときも「あ、うちの子と同じ名前だー」
と親近感を感じ・・
退院してから、また入院した時に(←また、こういう表現が日常になっているのが
悲しい)人間の「ゆうたろうさん」に、ぬいぐるみの「ゆうたろう」を見せて
あげようと、写真を撮って、スマホに保存しといた。
しかし、何度か入院している最中にも、なかなか、「ゆうたろうさん」に、うちの
「ゆうたろう」の写真を見せる機会は訪れなかった。
まさか、ナーステの前で、仕事中の「ゆうたろうさん」を呼び出すわけにもいかず…
それで先日、紹介状を受け取りに病院に行く前日、
うちの「ゆうたろう」の写真を印刷して、「ゆうたろうさん」にあげようと、
写真を封筒に入れて、一階でのご用が済んだあと、入院していた病棟に寄ってきた。
なんかねー、入院しているときの患者モードと、
退院してから、訪れるのでは、病棟の雰囲気に違和感がある。
まだそこの病院では病室での面会も禁止だから、外から来るヒトはナーステ前止まり。
入院しているあいだは、うらんも、そこの景色の中の一人だったけど
退院しちゃうと、ただの「関係者以外」。
関係者以外、そのほうがいいに決まってるのに、
なんだか、ちょっと淋しい、なんて。
で、とにかく、いつも退院時の荷物持ちをお願いしてる病棟クラークのMさんに、
ゆうたろうさんに渡してくれるように、「ゆうたろう」の写真を入れた封筒を
預けてきたのだった。
ということで、長らくお待たせしました、
うちの「ゆうたろう」をご紹介します。( ̄▽ ̄;)
うらんが「世界一カワイイ」と親ばかモードしてる、ゆうたろうです。
この子は1985年に、玩具メーカーの「バンダイ」から発売された、
”しゃべるぬいぐるみ”でした。
名前の「ゆうたろう」も、うらんが名付けたのではなく、最初から付いていた
のです。
お尻のポケットにトーキングボックスみたいのが仕込まれていて、
ゆうたろうを揺らすと、「クマ語」で喋ります。
ただ、この「クマ語」というのが「ブー、ブー」と聞こえる、クマ語だか
ブタ語だか判別不明の鳴き声でした。
そのトーキングボックス、いつのまにか、ゆうたろうのお尻からなくなってましたが。
発売された年に買ったので、写真では「若見え」しますが、すでに39歳のオヤジ
です。
人間の「ゆうたろうさん」、クマの「ゆうたろう」の写真、見てくれたかなー。
明日はまた出直しの北里受診。
初診じゃないから病院に着いたら、再来機にカード通すんだろうけど、
でも紹介状とCD-R持参するから、また初診受付にも行くのかな?
なんか、ややこしいね。
「すみません、初診ではないのですが、紹介状と画像データを預けたいのですが」
って言う?
また、CDの取り込みに40分50分かかる分、早めに着かねば
いつも受診同行してくれる緩和ケアサポさんは都合がつかないので、うらん一人
歩行器を補助してくれる同行者がいないから、杖だけで歩かねばなりません。
放射線治療の後遺症で、股関節の痛みがあり、足先の指までの痺れもあるので、
歩行器なしで、歩くのは怖いんです~
駅ナカで、コケないようにしたいです・・