14日に地元で行われた、うらんのかかりつけ医のシンポジウム。
”住み慣れた地域で自分らしい暮らしを最期まで続けるために”がテーマの。

うらんは参加できなかったんだけど、後から、うらんのガン友さんだった方の
ごしゅ人が登壇されて、彼女のガン発症から入院・通院治療を経て、
在宅療養に至るまでの様子を段階に分けて語られたと聞いた。

ガン友さんは大腸がんで、出会った時はすでにステージ4で、腹膜播種も
あった。「わたしも腸は閉塞気味なのよ~」と言っていたけれど、
うらんは絶対に口にしない、
ラーメンも天ぷらも海鮮丼も、美味しいお店があると聞くと、食べに行っていた。叫び
もちろん、食べた後は、半日、モノによっては一日中「腹痛に苦しんだ」そうだ。

この時点では閉塞は免れていたが、数年後に腸閉塞になって緊急入院されて、、

その後は彼女と連絡が取れなくなった。

でも腸閉塞になる前の数年間は、ホントに食べることや生活を楽しむことに
貪欲で、「日々、プチときめきを探している」と何かにつけ、話されていたのが
耳に残っている。

うらんが参加していた、がん哲学外来の樋野興夫センセイががん患者さん
たちに向かって
病気ではあっても病人ではない」と言われているが、ガン友さんはまさに
その通りの生き方をしていたなぁ。

うらんを悩ます「毎日の腹痛」だけど、日曜日に来てくれた義妹と話している
時や、相談室でスタッフや参加者の人たちと話している時は、それほど
痛みを気にしないでいられるけれど、一人、自宅にいると、
痛みが強い・・

今こうしてキーボードを打っていても、下行結腸周辺に”ひきつるような”
鈍い痛みがあって、意識が、どーしても、痛い場所にいく・・
緊張する、、不安、、
やっぱり「心因性」なのかなー。(>_<)

少し前に在宅療養相談窓口さんに「うらんさんのストレス・コーピング
(対処法)は見つかりましたか?」と聞かれた。
Zoomでの勉強会でBASIC-Ph モデルを教わったからね、、

見つかる見つからないというよりも、たとえば、イレウスが再発して入院に
なって、メチャ凹んでいるときに、「あてにしていた」
「コレが役立つだろう、コレで癒されるだろう」と思っていたモノが、実際は
全然ダメだった、ということはわかった。

ダイスキな胡夏(←中国の歌手)やジョージ・マイケルの歌声も、愛する
(^^;イ・ジュンギの動画も
聴く気持ちにも見る気持ちにもなれなかった。
↑彼らは、ふだん、うらんの心と体調が穏やかなときにこそ、その歌声や姿も、
癒しになっていたが、救われたいと願っているときにはチカラにならなかった…

なんでだろうね~~

ベッドの柵を握りしめて、心の中で、樋野先生の「言葉の処方箋」を反芻
してはその意味を掘り下げたりしていると、諦めの境地にある泉に、水が
少しずつ戻ってくるような気がして、ストレスがわずかではあるが、減っていく
感があった。

昔、親しんだ、覚えた詩の数々が、窓から外を見ているとき、病棟を歩いて
いる時に、ふっと浮かんでは、それがうらんを癒してくれるような気がした。

ただ、痛みに呻いている最中は、ナニを持ってしても、どうにもならない。
深呼吸しなさい!と言われてもムリ!
救急外来に着いた時点で、ほとんどパニックになっていると、看護師サンが、
「心療内科に行きなさい!心療内科で治してもらいなさい!」と苛立った
口調で言ってくるけど、

心療内科にいっても、治らないんだよ~~、うつ病も不安障害も。
弟だって、ボランティア先で知り合った精神疾患を持った人たちだって、
十数年、人によっては数十年、心療内科や精神科にかかっているけど、
多少よくなることはあっても、完治はないし、よくなったり悪くなったりを
繰り返してるよ。

うらんの知る限り、みんな、自分の病気に向かい合っているし、
先の見える不安と、先の見えない不安に深く悩んでいる、もがいてる

なのにドクターも同じ。心療内科に行けば根治すると思ってるんですかね、、

ココロの痛みにも、カラダの痛みにも緩和ケアの必要性を強く感じるわ。(*´ω`*)


ところで、
ガン友さんのことを考えていたら、11年前にガン診断された後、
緩和ケアサポさんに貰った子宮頸がんのリーフレット。ソコに書いてあった
ことを思い出した。いまだに手元にあります、かなり…きちゃなく(苦笑)
なってますが、、

これって、読めば、ごく当たり前なことが書いてあるんだけど、ガンに限らず
これから検査や手術を受ける人にとっても
あらためて、ハッとするような、もう一度考えてみよう~という気にさせて

くれるような内容なので、また勝手に(^^;引用して転載します~。

”がん”と表現されている箇所を”病気”に置き換えています。
転載ココから↓


病気に対する心構えは、積極的に治療に向き合う人、治るという固い信念を
持って臨む人、なるようにしかならないと受け止める人などいろいろです。
どれがよいということはなく、その人なりの心構えでよいのです。

そのためには、あなたが自分の病気のことをよく知っていることが大切です。
病状や治療方針、今後の見通しなどについて担当医からきちんと説明を受け
いつでも率直に話し合い、そのつど十分に納得したうえで、病気に向き合う
ことにつきるでしょう。

情報不足は不安と悲観的な想像を生み出すばかりです。
あなたが自分の病状について知ったうえで治療に取り組みたいと考えている
ことを、担当医や家族に伝えるようにしましょう。
お互いが率直に話し合うことが、お互いの信頼関係を強いものにし、
しっかりと支え合うことにつながります。
 

転載ココまで。↑
 

うらん本人は「積極的に治療に向き合う人」で、「十分な情報収集もしている」けど

根がnegativeなせいか、悲観的要素が混入してて、前向きなんだけど、その場足踏み

っていう感じになってます、、( ̄▽ ̄;)

 

パパも含めて、ご先祖さまオールスターズの方々に向かって、お祈り中・・キラキラ