先月の入院中、同室だったIさん(イレウス管造影の体験談を伺った方)に、「術後腸閉塞ですか、では脚本家の大石静さんをご存じですかね~」とお尋ねしたところ、「知りません」と。
あれ・・(・_・;)大石サンの腸閉塞は有名なんだけどな、、

「朝日新聞デジタルに”患者を生きる”というカテゴリがあって、そこに大石さんの体験談が載っているんですけど、、あ、記事全文を見るには有料です、
ワタシらと同じように、どんなに食事に気をつけても、何度も再発されたそうで、、

大石サンも、繊維質の多いゴボウなどの野菜やキノコ類、コンニャクは食べない、アブラの多い肉類なども避け、病院食で使われるキャベツもクタクタになるまで煮込んだりされてたそうですよ、
卵や豆腐、ヨーグルトを常備されて・・
ワタシも友人に「ワタシの体は卵と豆腐で出来てるんだよ~」タラーなんて冗談めかして話したりしてるんですが、

それでも再発を繰り返されたので(もう読んでて身につまされちゃって、、(ノД`)・゜・。)、最終的に大石サンも北里研究所病院で腹腔鏡手術を受けて、よくなったそうなんですー。
Iさんは目を丸くして聞いていらっしゃった。

食事内容がどーしても制限されるじゃないですか、それで体重も10キロ落ちたって。
「そうでしょうねー、腸閉塞患者さんで、太ったヒトって会いませんもんねー」と、Iさん。
太れませんよねーーー、(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウンと、頷くうらん。

太れないどころか、味覚障害になるし、栄養不良で爪は弱くなってペロンてむけるし、髪の毛はパサパサだし、血流の循環不良で、冷え性だし、、と
うらんの”不健康自慢”に話が及ぶ。( ̄▽ ̄;)

もっとも、腸閉塞患者といっても、患者さんによって癒着した範囲、癒着の強度などは人それぞれなので、再発を繰り返すワタシのよーな患者もいれば、友人・・同じ子宮頸がんで、病期も同じステージ3bの子がいるんですけど、
彼女も「術後腸閉塞」ですが、術後10年以上、腹痛はあっても、一度もイレウスを起こしたり、救急搬送になったことがないんですよ~、
彼女のほうが、食生活的には、ワタシより緩いのにね。
特に「あんこ」、それも、つぶあんがダイスキな子で、本人は「よく噛んで食べてるから」っていうんですが、
ほら、豆の皮は胃で消化できないじゃないですか、
小豆の食物繊維って、食べるのNGといわれてるゴボウやサツマイモの何倍も含まれているからと、どこの病院の管理栄養士さんも「少量でも口にするのは」ってシブい顔をされるんですよ、
実際、小豆の料理は病院食で出てきませんね~、

食物繊維は水溶性と不溶性の二種類があって、食べるのNGといわれる野菜は不溶性食物繊維が多いものですが、(だんだん話に熱が入るうらん(^^;)
小豆に含まれる不溶性食物繊維はゴボウやサツマイモの9倍もあるそーなんですぅ。
その不溶性食物繊維は、ゆでることで50%も増えるのだと聞きました、、

どんなによく噛んだとしても、フードプロセッサーで繊維を粉砕するようなわけにはいかないだろうから、癒着によって折れ曲がって狭窄した腸管で詰まる可能性がありますよね、

ワタシはNGといわれている食材を口にしなくても再発ばっかりしてるのに、友人は一度も再発してないので、知人の看護師さんも「なぜかしら」と首をかしげてました、、
でも今考えると、その理由がわかるよーな気がします…
ワタシは放射線治療により発症した腸閉塞で、癒着の程度が強い、
友人は開腹手術で、たぶん、、癒着が軽度なんではないかと。

それで一度、彼女に「術後腸閉塞ならば、北里の腹腔鏡手術で改善する可能性あるよ」と受診を勧めたことがあるんだけど、「もう二回大きな手術を経験してるから、カラダにメス入れたくない」と。。
いや、腹腔鏡手術だから低侵襲で、カラダへの負担は軽いほうだよーって、言おうとして、、
でも無理強いできないなと思って、話はソコで終わっちゃった、、
実際、腹腔鏡で、ダメだったら開腹手術に切り替えるケースもあると聞いたから、
自分なら(自分が術後腸閉塞だったなら)「ここがチャンス!」とばかりに即、予約の電話入れますけども、自分のことじゃないからねー。

最後まで静かにうらんの話を聞いてくれていたIさん。
「ともかく、厄介な病気ですよね。」とポツリ。



ワタシもスキだった>小豆。

おしるこやぜんざいもー。
心休庵さんの「おしるこ」もメニュー見るたび食べたいナ~と生唾飲み込んでました(^^;

でも、つぶあんNGだし、入ってるお餅もNGだし。泣
まさか、手作りの「とうふ白玉」持参して、「スミマセン、お餅の代わりにコレ入れて」ともお願いできんかった。