2015年12月4日「ななみアフタヌーンバラエティ金曜日第2部」(14時~15時半)インタビューゲストは、出版コンサルタント 傍嶋(そばじま) 恵子さん。
電子出版を中心に、本を書くサポートをしていらっしゃいます。
最近は、今までの人生で培ったことをすべて仕事にしている感じで活動しておられます。


もともと私は、IT書籍を執筆するテクニカルライターの仕事が本業でした。
ちょうどWindows95が登場して、生活にパソコンが入り込んだ時期から、たくさんのパソコン書籍を執筆してしまして、出版業界に身を置いていました。
こういった経験から、テクニカルライティングの技術が身につきました。

本を書くこと、それにまつわる編集などのノウハウを持っています。
2012年に電子出版本格的普及のきざしを感じていたところ、「本の書き方を教えて欲しい」とお願いされたので、出版セミナーを開いたのがきっかけです。
その前にも、文章セミナーなどの活動は少ししていましたが、電子出版の流通までできる仕組みができあがってしまったので、本格的にやることにしたのです。
また、仕事においては、自分が学んで技術を身につけると言うよりも、これからはどんどん自分の持っているものを必要とする人に、若い人に、伝えていこうと思えたのも、きっかけの1つですね。

電子書籍の登場で、出版の敷居がグンと低くなりました。
それまでは、出版にはお金がかかるイメージがあって、本は生涯に一冊書ければいい、という人が多かったと思います。
しかし、もはや電子出版は、ノウハウがあればタダでもできる。
いろいろ調べて勉強すれば、電子出版システムを使うことは難しくはありません。
こんなに身近に出版できる状況がある時代になったことは本当にすごいことです。
 
そして、電子出版は、一般的な紙の出版社にあるような縛りがない、自由な世界です。
だからこそ、電子書籍だからこそ実現できる出版活用、あるいは出版マーケティングがあるのですよね。
商業出版はマスコミの息がかかり、著者の想いが全て反映できない部分がありますが、電子出版は、それこそ自身でコーディネートをして好きなように本を出版できます。
これは、今まで出版のチャンスがなかった人も、出版を使って、自分をブランディングすることが容易にできるということでもあるのです。
活用するかしないかは人それぞれですが、自己プロデュースが必須な時代に入ってきた今、もはや出版は前向きにとらえて、トライしていくものではないかと考えています。
自分で情報を発信して、自分をもっと高めることができる、仕事に結びつけることもできる、自分次第でいくらでも生き方を変えていける可能性を秘めていますね。
 

私が行う出版コンサルタントは、本を書くことをゼロから指導します。
本の企画から、原稿の書き方、執筆の添削まで、最後の最後まできちんと指導をするところをウリとして、こんな面倒なことをやるのは、私ぐらいかもしれません(笑) 
一番やりがいを感じるときは、クライアントさんが私のコンサルを受けながら、何かを発見したり、気づいたり、そしてそれを言葉にする作業をお手伝いしているときですね。
本を一人でかくことは非常の心細いですし、初めて書くものですから不安も大きいです。
それを私のコンサルの中で、「なんか書けるような気がしてきた」、「ええ、これでもう本が出来ちゃうんですか!」という驚きとともに、コンサルに来る度に、楽しそうな表情になっていくのを見ていると、とても幸せです。
やってよかったな、って思う瞬間ですね。
エピソードはいろいろあるのですが、本を書く指導をしてきて驚いているのが、本を書き始めると、明らかに波動が変わるということなのです。
鍼灸の治療院をやっている著者の方がいて、まだ本を書き終えていないのに、治療院がお客様で一杯になったという話を聞きました。
また、本を書いたら、これを持って日本中あちこと講演をしに回る、と考えていた著者が、本を書きはじめた頃から、すごく忙しくなって、日本だけでなく海外へも、移動の日々になってしまったりとか。
見えない力が働くのか、本を書くことを通して皆変化し、そして、書いた後は、人生のステージがアップしていて、また新しい動きがでるんですよね。
こういった話を見聞きすると、とても嬉しいですね。

今、起業がブームですね。
いろいろな話や状況を聞いて感じることですが、「起業という就職」みたいなところ、感じます。
私は起業して(独立と言ったほうがいいですかね)、20年近くたちますけど、起業しようと思って起業したのではなく、自分の満足がいく仕事を求め歩いたら、こういう生き方になってしまった、結果起業した、という形なのですが、そうじゃない人が案外と多い。
それだけ、雇用に対して不安があることの現れだと思いますし、ママ起業と呼ばれるものも、パートにいくよりは好きなことをやってお小遣いぐらいは稼ぎたいと思っている人も多いと思うのですよね。
でも、起業することは、本当にうまくいくことばかりじゃないし、収入も不安定だし、保証もありません。
こういう人たちが増えているわけですが、社会はもっとこの層に対する支援をしてもいいのではないか、と感じます。
たとえば、安倍内閣で「女性活用」が取り上げられますけど、それは、企業の中で女性の管理職を増やすこと、のように捉えられているようですが、本当は、起業している女性たちにもっと支援をするべきだと思いますね。
もっと理解というか。そうなると、もっと起業する価値があがると思いますし、結果、経済的な成長につながると思うんですよね。

読み手に伝わる、読みやすい文章を書くコツ、それはズバリ、小学生が読んでもわかるぐらいやさしく書いてください。
つまり、読者に対して、読者はこれから書くことの前提となる基礎知識を備えていない、と意識して書くといいですね。
よく、「こんなこと知ってるでしょう?」とか、「言わんでもわかるはず」という感覚で書いてしまいがちですが、「みんな1から伝えてあげなければわからないの」ぐらいな気持ちで書くといいですね。
あとは、文章をどうやってそぎ落としていくのか、また、読者を引きつけるために、どのような順序で伝えればいいかなど、テクニック的なところを学んで身につけるといいですね。
文章はテクニックですから、知識をしって、書き慣れていけば、ちゃんと書くことができますよ。

今後は、電子出版を通して、もっと出版を活用することをセミナーを通して提案していきたいと思います。
また、本を書くことだけでなく、情報発信をしなければならない人々に対して、情報発信メディアとライティングに関するセミナーを定期開催していきます。
また、私自身、テクニカルライターとして仕事を復活しましたので、来年は執筆活動を充実させていきたいです。
野望はあまりないです(笑) が、敢えて言うならば、形は変わるかもしれませんが、やっぱり書く仕事を続けていきたいなということでしょうか。
年老いてもね(笑)