【日本居酒屋紀行】
飲兵衛が最後にたどり着く
聖地のような最高の居酒屋 /
大阪市東住吉区、南田辺駅前の
「スタンドアサヒ」
GOTRIP! 2023 07 08
どんな居酒屋にもそのお店に通う人々の思いが重なり、
そしてそのたくさんの思いはそれぞれの居酒屋が醸しだす
独特の雰囲気となっていく。
それゆえ、日本各地に多く人々を虜にする居酒屋が
キラ星のごとく数多存在しているのだ。
そんな全国にある美味しい居酒屋の中から、
今回は、大阪が誇る最高の居酒屋をご紹介したい。
お店の名前は「スタンドアサヒ」。
・1935年(昭和10年)創業の老舗居酒屋、
それが「スタンドアサヒ」
こちらのお店は日本の終戦よりも10年前、
1935年(昭和10年)に創業した居酒屋。
1935年(昭和10年)と言えば、
絹の代わりとして研究開発が続けられていた
ナイロンがデュポン社によって発明され、
日本でもシャープや富士通、松下電器製作所など、
多くの産業が勃興していた時代。
そんな新しい産業が勃興していた時代に生まれた
お店は、第二次世界大戦を経て、さらにコロナの
時代も乗り越え、今なお、多くの人々に
幸せな居酒屋時間を提供し続けている。
・素晴らしい丁寧な酒の肴
こちらのお店では様々な季節のメニューがあり、
何を食べても美味しいと感じることができる。
もしたくさんのメニューで迷ったのなら、
まずは季節の焚き合わせを注文しておきたい。
こちらの焚き合わせだが、季節の美味しい素材を
丁寧に下処理し、そしてその最高の素材たちを
優しいお出汁でしっかりと炊き上げた、最高の逸品。
お酒との相性も抜群なのだ。
さらには、きずし。
ほどよい塩梅に酢締めにされたサバは、
さっぱりとしていながらも、鯖のもつ美味しい脂が
引き出されており、最高の味わい。
そしてそれらを好みの酒と一緒にゆっくりと味わう。
えも言われぬ、本当に幸せな時間が訪れるのだ。
・おすすめしたい逸品
こちらのお店には様々に美味しいメニューが
ある上に、季節ごとに旬の食材を使った
様々な美味しいメニューが存在している。
例えば春はタケノコ、秋はマツタケなど、
このお店でしか味わえない絶品メニューが
様々に揃っている。
その中で、もし、メニューにあれば
注文しておきたいのがウナギだ。
カウンターの焼き台で、捌かれたウナギを
そのまま素焼きにしていただいて、最後はタレで
焼き上げてくれるこちらのウナギは、
最高の酒の肴でもあるし、ご飯のお供にもなる。
香ばしく焼き上げられたウナギは、
表面はパリッとしており、中はふっくら、
それでいてウナギの身のしっかりとした
押し返すような食感は、うなぎの持つパワーまで
頂くことができるようなほど、しっかりとした
味わいだ。
そしてもう一つ、おすすめしたいのが茶碗蒸し。
こちらのお店のお出汁の味わいをたっぷりと
味わうことができる茶碗蒸しは、どんなタイミングで
頼んでも最高の味わいを提供してくれる。
こちらのお店のシメのメニューとしても、
オススメしたい逸品なのだ。
もし、大阪を訪れるのであれば、
天王寺から阪和線に乗って二つ目の駅「南田辺」に
足を伸ばして見てはいかがだろうか?
そこにはきっと、言葉では表現できない、
飲兵衛が最後にたどり着く聖地のような居酒屋が
あるに違いないのだ。
<お店情報>
お店 スタンドアサヒ
本店住所 大阪府大阪市東住吉区山坂2-10-10
営業時間 17:00~21:00
定休日 日曜・祝日
C スタンドというネーミングが
店名の中に使われているけれど、
アルコールを給油するという意味?(笑)