【世界の美食】

 パリの片隅で味わう、

 本物のパリの居酒屋。
 絶品のメニューが自慢のお店

レ・ピポLes Pipos)」

 sake-tombo 2016 04 16



「花の都」として
世界中の人々から賞賛されているフランス・パリ。

ミシュランの星が与えられたレストランの数でも
東京に次いで世界第2位であるパリは、
やはりヨーロッパにおける食文化の
中心の1つといっても過言ではありません。

そんなパリの街中に
極上の居酒屋がある事をご存知でしょうか?

それが今回ご紹介するパリジャンが
愛して止まない酒場

レ・ピポLes Pipos)」です。

・1847年創業の老舗ワインバー、
 それが「レ・ピポ(Les Pipos)」


なんとこちらのお店、
1847年(日本では江戸時代の弘化四年)に
キャバレーとして誕生した、老舗のワインバー。

そんな歴史ある老舗が鎮座するエリアは
カルチエ・ラタンと呼ばれるフランスでも
格式あるエリア。

カルチエ・ラタンとはセーヌ川左岸、
5区と6区にまたがる区域で「ラテン語地区」を
意味しています。

これはまだ言語が統一されていなかった時代に、
ヨーロッパ各地から集まった学生たちが
当時の国際共通語であったラテン語で
会話したことに由来したことから、
その名がついたエリアです。

パリ大学をはじめ、このエリアには古くから
高等教育機関が集中しており、もちろん
このお店にも多くの学生やかつて学生だった
OB、OGがたくさん集まっています。






・最高の生牡蠣を味わう

そんな歴史がたくさん詰まった
パリの極上居酒屋で味わえる最高の逸品の1つが生牡蠣。

冬しか味わえない逸品ですが、最高の味わいです。

それもそのはず、こちらの牡蠣はフランスでも
非常に有名なブルターニュ地方の牡蠣の産地
カンカルから直送される新鮮な生牡蠣。

素早い動きでマスターによって剥かれた牡蠣は
どこまでもみずみずしく、爽やかな味わい。

こちらの牡蠣はみずみずしく爽やかな味わいですが、
同時にたっぷりとした牡蠣のウマミと海の味わいを
感じる最高の逸品です。

そんな極上の酒の肴とマスターが厳選した
白ワインで流し込む、まさにフランスの
この場所だから味わえる絶品の味わいと
言っても過言ではないでしょう。









・味わっておきたい

 牛の骨髄のオーブン焼き

フランス語では
「ロス・ア・モワル( l’os à moelle )」と呼ばれる
牛の骨髄をオーブンで焼いただけのシンプルな料理ですが、
非常に濃厚な骨髄のウマミを味わう事ができます。

バゲットに骨髄をつけて口の中に放り込み、
そしてマスターが厳選した赤ワインで流し込む、
非常に濃厚な骨髄のウマミと赤ワインの
高いレベルのマリアージュを味わう事ができます。





・数多ある美食の数々

こちらのお店、他にも美味しいメニュー盛りだくさん。

例えばシャラン鴨のロースト。限定された
シャラン地域にのみ生息していた鴨を
特別な飼育法と処理法で提供される
鴨の味わいは、まさに絶品中の絶品。



さらには牛肉のタルタルも
非常にスパイシーな味わいで、
フィニッシュは酸味の利いたケッパーが
肉のコクを綺麗にまとめあげてくれます。






たくさんのパリジャンに愛されている
老舗のワインバー「レ・ピポ(Les Pipos)」。

日本人からすると少し入りにくい
居酒屋かもしれませんが、パリの歴史が
濃密につまったこちらのお店で、
絶品のメニューを堪能してみてはいかがでしょうか?

きっとパリがますます好きに

なってしまうに違いありません。


お店 レ・ピポLes Pipos
住所 2 Rue de l’Ecole Polytechnique 75005 Paris
営業時間  月〜金 9:30~2:00 / 土 12:00~2:00
定休日 日曜日
お店のHP 
お店のfacebook 
行き方 パリ・メトロ10号線の

           カルディナル・ルモワヌ( Cardinal Lemoine )駅

           もしくはモーベル・ミュチュアリテ

           ( Maubert Mutualité )駅から歩いて10分程度

 

 

C いま、パリ・オリンピックの真っ最中!

  宮廷料理人がフランス革命で職を失い、

  街中に店を出したのがフランス料理普及の

  きっかけともなったと言われています。

  今宵はバルでミュゼット音楽を聴きながら

  美味しい食事をいただきましょう!