【日本居酒屋紀行】

 広島県福山市民がこよなく愛する
 最高の大衆食堂兼居酒屋とは? 
 広島県福山市の「自由軒


 GOTRIP! 2023 10 29


どんな居酒屋にも
そのお店に通う人々の思いが重なり、
そしてそのたくさんの思いは
それぞれの居酒屋が醸しだす
独特の雰囲気となっていく。

それゆえ、日本各地に多く人々を
虜にする居酒屋がキラ星のごとく
数多存在しているのだ。

そんな全国にある美味しい居酒屋の中から、
今回は、広島県福山市が誇る最高の
大衆食堂兼居酒屋をご紹介したい。

お店の名前は「自由軒」。

・1951年(昭和26年)創業の
  福山市民がこよなく愛するお店、
  それが「自由軒」


こちらのお店、1951年(昭和26年)に
創業した、福山市民なら誰でも
知っているといっても過言ではないお店。

1951年(昭和26年)といえば、
第二次世界大戦が終わり、
わずか6年しか経っていない年。

時代は朝鮮戦争の真っ只中であり、
戦争特需によって戦後の日本が徐々に
豊かになっていく、そんな時代であった。

当時は、第1回NHK紅白歌合戦が放送され、
日本初のプロレスが興行され力道山が
デビューするなど、ラジオからテレビへと
時代が移り変わり、さらには日本航空が
設立され、飛行機の営業もスタート、
現在の日本へと繋がる事業が次々と
勃興していた、そんな時代に、
こちらのお店は産声を上げたのだ。

そんなお店は、いまなお、
開店から行列ができるほどの人気店として、
福山市民だけでなく多くの人々から
愛されて続けているのだ。



・さまざまな美味しいメニューが揃う

こちらのお店、どのメニューを味わっても
最高の時間を過ごすことができる。

まず味わっておきたいのが、
特製のミソダレが添えられるおでんだ。

あっさりとしたダシが効いたおでんは
それだけでも非常に美味なのだが、
さらにそこに特製のミソダレをつけて味わえば、
味噌のコクと旨みが加わって、このお店でしか
味わえない、最高の味わいを堪能できる。





そして地元の方が
必ず頼むメニューの1つが、ネギ豚だ。

長ネギを厚めの豚バラで巻いて、
カラッとラードで揚げた逸品は、
これまた非常に美味。

あつあつのネギはどこまでも甘く柔らかで、
豚バラとの相性も抜群。
しっかりと胡椒が効いているので、
さっぱりとしており、何個でも味わうことが
できると思えるほどだ。

そしてこのネギ豚に、おでんの味噌ダレを
つけて味わう、というのも地元の方の
味わい方なので、ぜひ試してみてもらいたい。



他にも様々なメニューがあり、
さまざまなドリンクメニューが存在するため、
こころのゆくままにオーダーし、福山市民の方々の
優しい雰囲気にどっぷりと浸って、自由な時間を
過ごしてもらいたい。









・シメに味わいたい福山ラーメン

美味しいメニューを
心ゆくまで味わったのなら、
最後の締めにおすすめしたいのが、
自由軒のラーメンだ。

醤油の美味しい、オーソドックスな
ラーメンなのだが、これがまた格別なのだ。

シンプルすぎるゆえに、その味わいの奥行きを
しっかりと感じられるラーメンは、
まさに福山を代表するラーメンと
いっても過言ではない。






広島県福山市で
多くの人々から愛され続ける名店、自由軒。

洋食メニューから居酒屋メニュー、
定食メニューまで、どれを味わっても
最高の味わいを楽しめるコの字カウンターは、
どんなに時間が経とうとも、これまでも、
そしてこれからも、多くの人々に幸福な時間を
与えてくれるに違いないのだ。

そんなお店の雰囲気にしっかりと入り込んだのなら、
きっとこれまでよりももっと、福山市のことが
好きになってしまうに違いないのだ。


<お店の情報>

お店 自由軒
住所 広島県福山市元町6-3
営業時間 11:30~22:00
定休日 火曜



 恐らく福山市民にとって郷里を代表する

  大衆居酒屋食堂であるに違いない。

  和食・洋食、おでんにシメのラーメンまで

  なんでも揃っている。

  なんかホッとする居場所がここにあるんだろうな。