【日本洋食紀行】

古き良き昭和の香りを今に届ける絶品食堂
東京都江東区白河の「実用洋食 七福


 GOTRIP! 2023 07 15

1868年(明治元年)9月8日、
一世一元の制を定められたうえで、
明治と改元されたことによって
始まった明治時代。
明治の時代には多くの海外の文化が
流入し、それによって、日本においても
多くの発明や技術発展が勃興します。

そんな急激な西洋化が進む日本において、
今なお多くの人々に愛されている、
ある画期的なグルメが誕生します。
それが日本が世界に誇るべきグルメの1つ、
洋食。

トンカツ、オムライス、カキフライ、
エビフライ、ハヤシライスなど、
誰もが知っているこれらの
代表的な洋食メニューは、
実は1895年(明治28年)に
銀座ガス灯通りに創業した1軒の
フランス料理店「煉瓦亭」から
生まれ、以降、多くの人々に
愛されることになります。

そして明治に生まれた画期的な
洋食メニューは、時代を超え、
距離を超え、日本各地で大きく広がり、
その土地土地でさらに多くの人々から
愛されることで、独自の洋食文化の花を
開花させ、今なお多くの人々に
愛されつづけています。

そんな日本各地に存在する
美味しい洋食店の中から、
今回は東京都江東区にあるお店を
ご紹介しましょう。

お店の名前は「実用洋食 七福」。

・昭和42年(1967年)創業の老舗洋食店、
それが「実用洋食 七福


こちらのお店、
昭和42年(1967年)の創業の老舗の洋食店。

1967年(昭和42年)と言えば、
東急百貨店本店や小田急百貨店などの
私鉄各社が運営する百貨店がオープンし、
キー局でカラーテレビの本放送が開始、
日本航空が世界一周線の運航を開始するなど、
日本全体が好景気を謳歌し、将来に対する
憂いなど微塵も感じる事が無かった時代。

そんな輝かしい時代に産まれた老舗の洋食店は、
激動の昭和、平成、令和となっても、
いまなお多くのファンを魅了し続けています。



・最高の満足感を得られる
 シグネチャーメニュー、それが七福ランチ


こちらのお店には様々な美味しい
洋食メニューがあるため、
何を味わうか悩んでしまうかもしれません。

そんな時にお勧めしたいのがこちらのお店の
名前を冠したメニュー「七福ランチ」です。

エビフライに、豚肉の天ぷら、
ケチャップソースたっぷりのメンチボールに
ハム、そして脇を固めるマカロニとサラダと、
ボリューム満点のランチメニューです。





こちらのソースがご飯との相性も抜群なので、
ソースとご飯だけでも美味しく味わうことができます。
もちろんこのソースをエビフライや豚肉の天ぷらに
付けても、美味しく味わうことができます。



そして満足感の余韻をしっかりと
楽しませてくれるのがワカメたっぷりのお味噌汁。

お腹いっぱい美味しい洋食を味わった後に、
日本人に生まれてよかった、と心の底から
感じることができる、ホッとする味噌汁の味わいは、
最高の時間を提供してくれます。



日本の経済成長を支えてきた
下町の洋食店「実用洋食 七福」。

清澄白河を散策する際に、
立ち寄ってみてはいかがでしょうか?


<お店情報>

お店    実用洋食 七福
住所    東京都江東区白河3-9-13
営業時間 11:00~14:00 / 17:00~21:00(L.O.20:30)
定休日    水曜・第1日曜

 

 

 昔から慣れ親しんだ街の洋食屋や街中華屋さんでの

  食事は老舗の高級店に比べれば庶民的で誰もが

  利用しやすい。

 

  洋食なのに味噌汁が付いて来たり、

  箸で食べなれている日本人には

  庶民的で好意的だ。

 

  長年続けてきて店主が高齢化で後継者がいないとか、

  店舗の老朽化、区画整備などで年々贔屓のお店が

  失っていくのが辛い。