…………プロローグ…………。

…………あの日、襲撃で…………。…………あの日、君を見て、衝撃で…………。

…………その衝撃は忘れられなくて…………。…………でも、そんな衝撃は君の長い髪がゆれる衝撃で流されて行った…………。

…………君を想うと衝撃で…………。…………君の事を考えていると、衝撃が走って…………。

…………一年中、君と出会った衝撃を忘れる事はなかった…………。

…………春の穏やか日差しが、衝撃で…………。

…………夏の暑さが衝撃で…………。

…………秋の実りが衝撃で…………。

…………そして、冬の凍える様な寒さが…………、…………衝撃だった…………。

…………君と出会う度に、衝撃が駆け抜けて…………。

…………君と出会った衝撃を、忘れる事はなかった…………。

…………君が微笑むと、衝撃で…………。

…………君の怒った顔が衝撃で…………。

…………君がそっと目を伏せると、衝撃で…………。

…………君が泣いているのを見ると、衝撃で…………。…………でも、衝撃で、その涙を止める事は出来なかった…………。

…………もう、君の衝撃なしでは、僕は生きていけなくなってしまった…………。

…………今日、そして明日も、君の衝撃に出会う為に、僕は学校へ向かう…………。



…………Shock~簡易的な、衝撃を放つ君の様な恋の怪物か、僕の様な主人公を対象とし、2点のダメージを与える赤の魔法~…………。

…………カードゲーム、マジックギャザリング、『ショック』参照…………。