１０月２５日に蠍座で部分日食が起こります。

新月はスタートで満月に結果が出ると言われますが、日食は新月の強化版とも言えて半年ごとに起こることから半年間は効力があります。

日食とは太陽の光が月に遮られて地球に影を落とすものですが、太陽は王や公的なものの象徴でそこが蓋をされて蘇ることから「死んで生まれ変わる」「何かが終わり何かがまた始まる」といった意味にとらえられて、太陽が関わることで公的な社会や仕事などの分野に影響があるかと思われます。

蠍座は自分と相手との密接な関係を築く星座でもあるのですが、この日食に対して金星という愛情を表す天体があることで、対人関係の愛情面により影響があるようです。

そして日食が起きるときはドラゴンヘッドかドラゴンテイルという計算上の常に１８０度反対にあるポイントのどちらかで起こるのですが、影響を手放すドラゴンテイル側で起きています。

こう考えるとこの日食の意味は愛情に関することで２人のパートナーシップを深めたり、もしくは一度手放すことなどを考えて隠れた存在である関係でなく、表向きに社会的に認められるパートナーシップを始めるという事になりそうです。

逆にその関係が続けられるものでなければ運命的に終わりが待っているかもしれません。

一度清算してから新しい関係が始まる（同じ相手であったり、もしくは相手が変わることも）があるかもしれません。

これはプライベートだけでなく、仕事やいろいろな方面でのパートナーシップに関することに影響が現れてきます。

どちらの面でいても金星の影響でそこに「好きである」という判断基準が重要になります。

オーストラリア出身の占星術家　Bernadette Brady はサロス周期という１８年と１１日ごとに同じような条件で起こる日食の周期があり、このサロス周期が同じ日食は占星術的に同じような性質をもつと説明しています。

今回の日食はサロス周期１２４番になり、「この日食シリーズは、力強く、パワーを発揮することをテーマにしている。狂信的な雰囲気があり、対人関係で大きな力に動かされる。このサロスシリーズを経験している人は、突然に恋に落ちたり、別れたり、性的な体験をするかもしれない。また、何らかのグループ活動において、大きな力を発揮することもある。」とBradyは述べています。

対人関係の特に愛情に関しての象徴が強くでてきていますので、そういったことでの変化がよく表れてくる日食となりそうです。

日食や月食はパワーが強くて上手くでると大きく飛躍するということもあるのですが、どちらかに出るかはわからないといったこともあるので慎重にとらえてみることが重要かもしれません。

蠍座の部分日食 10/25 愛情が強調された対人関係

蠍座の部分日食　10/25　愛情が強調された対人関係