2023年3月7日に土星が魚座に入り2025年5月25日から9月1日までは牡羊座に入りその後にまた魚座に入り2026年2月14日まで滞在します。

 

土星は一つの星座におおよそ2年半滞在する天体で、このように一つの星座に長く滞在するときにはその時代を表すことになり、そこに土星はその星座の中でのテーマを過ごすことになります。

 

この魚座の土星の期間なのですが、土星は制限や義務など意識してないものには最初は困難として表れることもあるのですが、こなれてくると安定した状態でその星座の性質を扱えるといったことが起こります。

 

今までにはこの土星は水瓶座にあり、その前は山羊座にありました。

 

土星は山羊座と水瓶座がもともとの居住地でもあり、土星の作用がポジティブに表れやすい効果があり、山羊座は組織をまとめる統率力で水瓶座は客観的に知性で物事を観察する性質があり、土星の境界線を作り保守的に運用していく性質と相性がいいのでこれまでの5年間の土星の作用は調和がとれていたということが言えます。

 

これから土星が入る魚座なのですが、海のような広い感情の境目のない曖昧さをもつ優しさといった性質なのですが、ここで土星の境界線を決めたり、制限を作ったり、安定していく性質とは大きな違いが出てくる配置です。

 

これは土星が魚座に入った最初のころはこの曖昧な領域に対して白黒つける動きが出てくることが予想されますので、そこで混乱をするといったことになるかもしれません。

 

この土星の作用はそれを乗り越えてこなされていくことで、魚座の今までは曖昧であった感情が、時がたつにつれて安定して継続できる状態になっていきます。

 

それは少し時間がかかることがあり得るので2年半の土星の滞在期間の最初の1年などはそういった事例に遭遇するかもしれません。

 

社会的に見てみれば、今までは理想ではあった考え方が具体的に作用するために試行錯誤の期間を通って実際に運用できることになるなど、これからの2年半の間に表れてくるかもしれません。

 

個人の感情も思っているだけの優しさがあったとしても実際の人間関係の中できちんと表現して継続していけることになるなど。

 

 

そういった土星の面の最初の困難期を超えて成熟していける状況になる事でしょう。

 

 

 

さてこの土星なのですが1つの星座におおよそ2年半いますが12星座をすべて運航して一周して元の位置に戻るサイクルが29年から30年にかけて起こります。

 

これは自分が生まれたときの土星の星座の位置にまた土星が戻ってくるのが29歳から30歳の期間であり、これを「サターンリターン」と言っています。

 

土星は自分で義務や引き受けて安定をもたらすことで、若いうちにはその責任を親や他のものに預けて躾をされる側になったり、自分の思い上がりを打ち砕かれるなどの外部のほうからの力で責任を持たされると言ったことになるのですが、サターンリターンの29歳かr30歳ぐらいの時期にこういった事を自分で引き受けるいわゆる「大人になる」といった時期になります。

 

今まで覚悟を決まていなかった仕事のことなど、やれることややれないことを決めて一本に道を決めることや、結婚して家庭を持ったり、いろんな場面でその人の覚悟を決めるといったイベントが起こりやすい時期です。

 

この魚座の土星の世代ですが1993年5月22日から同年6月30日までとそこから一旦水瓶座に戻って1994年1月29日からまた魚座に戻り同年4月7日までの人が魚座の土星のサターンリターンの時期になります。

 

この世代の人はそういった事に注意してみるといいでしょう。

 

2回目のサターンリターンの58歳から60歳くらいの人も還暦を迎えて体力や気力の衰えがあったり、これからの人生の先行きなどを再点検する時期ともなり、この土星の方向性を経験する時期にもなります。

 

1964年3月24日から同年9月17日、ここで一旦水瓶座に戻り1964年12月16日から1967年3月4日までが魚座の土星の2回目のサターンリターンとなります。

 

この時期に当てはまる人はこれからの土星の「責務を引き受けて安定する」といったテーマに取り掛かる(取り掛からなくても外部からやってくるかもしれない)ことをしてみるとよいですね。