4月27日に蠍座で満月が起こります。

 




新月はスタートで満月で結果がでるといわれますが、前回の新月は牡羊座で起こり「個人的な事をスタートさせよう」というものがテーマでしたが、その結果としての満月は明確な具体的な出来事に達する事になるかもしれません。

 

満月は気分というものが強くでて、蠍座は相手と気持ちに飛び込んでいって感情の同化や一体感というものを表します。

 

その対抗に太陽がある牡牛座ですが、水星金星天王星と天体が重なっていて、水星の思考、金星の感性と牡牛座の自分の感覚に依存して、そこから世界を見ていくということもあり、自分の感覚や価値観が強調されます。

 

そこに牡牛座天王星と水瓶座の土星と90度のスクエアという角度にこの満月が絡んでいきます。

 

天王星と土星のスクエアは「制度に反抗する、仕組みを覆す」などの意味があり今年1年は影響を続ける組み合わせであり、満月と水星、金星が絡むことによって、それが個人の感情と感性と思考に影響を与えるものでもあり、今の世の中の構造的な問題を個人の感覚としてとらえる機会がこの時期に起こる事になります。


 

牡牛座にある水星金星天王星太陽と蠍座の月と水瓶座の土星木星と10個あるうちの7つもの天体が不動宮と言われる、集中して頑固な性質である星座に偏っています。

 

これは自分を頑なに固持すること(牡牛座)、相手と深く同化すること(蠍座)、客観的に相手のペースに惑わされることなく状況を見守る(水瓶座)との組み合わせから、それぞれの立場から決まった役割を執行していく様子が見受けられます。

 

曖昧なことはこの時期には通用せず、自分がやるべきことを矛盾はあるかもしれないが突き通すということになりそうです。

 




その他に火星が蟹座にあり、蠍座の月と120度のトラインという角度になっていて、蟹座も蠍座も水の感情の星座であり、情のつながりということが強調されます。

 

火星は飛び込んでいく性質であり、月とはお互いのエネルギーを交換しあう星座の配置になっていて、この感情の交流も強調されます。

 

さらに火星はアウトブバウンズと言われる常識を超えるような方法でその役割を実行する配置にあって、感情の交流が普段とは一線を超えるようなところまで行きがちになる可能性もあります。



 

自分のテリトリーは固持しつつも、相手に飛び込んでいって深いところまで交流するということ、そしてそれを客観的に合理的なところから見つめて、仕組みを変えていくなどのことが同時に起こってきそうな不思議な満月の配置になっています。

 


あともう一つ加えると、この満月の配置には4元素の中で唯一、火の要素がありません。

火は直感であり、何かの思いつきや情熱などで行動するということにつながりますが、これがないということは改めて覚悟を決めたのちに飛び込んでいき、思いつきの変更というものがないといえる状況のようです。

 

どの分野にしてみても深いところまで飛び込んで何かをつかんでくることができる満月になりそうです。