2月18日に水瓶座土星と牡牛座の天王星がスクエアという90度の角度を取ります。


 



最近のこのブログの記事でも言及していましたが、土星は制度やルールを表し天王星は革命や自由を求めることを表し、スクエアという緊張する角度になることで「制度への反抗や崩壊、古いルールを壊して自由を求める」などの意味になります。


 

この土星と天王星は逆行などの関係もあり今年2021年のなかで2月18日、6月15日、12月24日と合計3回スクエアとなり、今回だけの影響ではなく、今年いっぱい影響を与えることになります。


 

土星は29年、天王星は84年の公転周期で動きの遅い天体であって動きの速い天体に比べると社会の動きや時代の動きと同調します。

 



新月の太陽と月のように2つの天体が会合して次の会合までの期間1か月ほどを個人のリズムとしてみるように、土星と天王星が会合してからまた次に会合するまでの45年という長いスパンで「制度への反抗や崩壊、古いルールを壊して自由を求める」というテーマが表れてくると考えます。



 

そして、2つの天体の会合の周期で90度(スクエア)や180度(オポジション)の角度を取るときにそのテーマが現実の出来事などに表れてくるということがあります。



 

今回の土星天王星はスクエアでその前は2008年から2010年に土星と天王星はオポジションでサブプライム住宅ローン危機からリーマンショックと続いた世界金融危機の時期と一致します。

 

制度に反抗したわけではないですが、制度が崩壊したようですね。


 

その前は1999年から2000年に土星天王星のスクエアとなって、この時はインターネットバブルが崩壊した時期と重なります。

 

天王星はテクノロジー、インターネットを表してして、そこに土星の制限がかかった状況になっていると言えますね。

 

この1999、2000年は土星は牡牛座で天王星は水瓶座にありました。

 

今年2021年は土星は水瓶座で天王星は牡牛座と1999、2000年と天体と星座が交換された状況にあります。

 

この関係性から似たようなことが起こるかもしれません。



 

2つの天体が会合してから最初のスクエアになることをワクシングスクエアといい上弦の月と同じ関係になり、これからまだ発展していく状態です。

 

1999,2000年の土星天王星スクエアは1988年のコンジャンクションから始まって最初のスクエアであるので危機ではあったのですが、そのテーマはまた発展していきました。

 

今回の土星天王星スクエアはウェイニングスクエアという下限の月と同じの閉じていく最後のスクエアになります。

 

この状態は今までのテーマはもう時代遅れで使えないものになっていて、崩壊を考えるタイミングといわれます。

 

そうなると1999,2000年のスクエアよりも発展上の崩壊ではなく、終わらせるための崩壊といった状況になってくるようです。


 

ちなみに今年2021年と同じの45年ほど前の1975、76、77年にかけておきた土星天王星のウェイニングスクエアはちょうど初期のパンクムーブメントが起きた時期と一致しています。

 

経済不況、失業率の上昇、生活水準の低下などの社会問題からの不満を反体制的なメッセージで歌いあげたり、過激なファションで伝統に歯向かっていくなど、土星天王星の精神を表したようなムーブメントでした。


 

今年の土星がある水瓶座は革新的、反抗的で自由を求める星座であります。

 

土星自体は伝統的でルールや体制といったことを表しています。

 

天王星がある牡牛座は保守的で変化を好まないとあるので、直接の意味ではないですが伝統的でもあると言えます。

 

天王星は革命、同じ場所にとどまらないで常に変化をする天体であります。

 

この組み合わせは保守と改革がガッツリとぶつかり合う性質になるので、極端に変えたくない集団とそれを無理にでもひっくり返す集団との衝突、国で言えば自分たちの今までの地位を手放すのを惜しむ体制側と、それに立ち向かう自身の権利を守る、勝ち取るための争いなどといったこと。

 


風の時代、水瓶座の時代で水瓶座新月での惑星集中と水瓶座の権利を求めることなどが今起こっているようにも見えて、そこから権威から私たちの権利を取り戻すなどの動きがでているように見えます。



 

かつては革新的で新しい時代をテクノロジーを使って切り開いていっていた今はGAFAと言われる大企業がありますが、その分野では独占が進んでいて、新興の競合をする企業が入ってこれないような状況が今起きていて、それをどうにか切り崩そうとする動きも出てきています。

 


規制や法律を作って企業を抑制する国のほうが権威なのか、ビジネス上で独占(これには情報を独占するという意味もある)企業のほうが権威なのかはわからないですが、これは土星(保守)が水瓶座(革新)、天王星(革新)が牡牛座(保守)にあるといったことを表しているのかもしれません。

 

 

 

土星と天王星の組み合わせを生まれた時に持っていた世代の人などは、「制度から自由を求める」という性質を持っていることが考えられます。

 

そうなると1999、2000年生まれの人、1988年生まれの人、1975、76、77年生まれの人、1965,66,67年生まれなど(それ以前もあるが割愛)の世代が重要な役割を負うなどのこともあるかもしれません。

 

 

なにかが壊されるということは不安ですが、壊してから新しいものを作るといったことにつながりますので、一度ここでリセットするような動きであって欲しいですね。