この学校に来てからは、私が学生を当てるではなく、

学生自身が手をあげて、それを私が当てると言う方式にしていました。

 

こうすることで、平常点は、よく発言した学生が高くなると言うわかりやすい方式でした。

でも、これだと良く発言する学生、全く発言しない学生の2極化になってしまったんですよね。

 

もちろん、よく発言する学生が平常点が高いのは当たり前だし、発言しない学生は平常点が低いのは自己責任なので

これで全く構わないと思っていたのですが。

 

前の学期に、ある学生がなぜ私の平常点が低いのですか?と言われたんですよね。

 

その時に、もっと分かりやすく平常点を付けたほうがいいかなと思って、今学期から

1発言10点のポイント制にしました。

 

そして、学期の中間の時に、現在の学生の平常点は何点なのか。

そして、今の平常点だと、もし試験で60点を取ると総合点で何点なのかを、名簿に記載して

学生に見せました。

そして、その平常点は試験の前にはもう決定していて変わることはないと説明もしました。

その結果、普段あまり積極的に手をあげない学生も手をあげて発言するようになりました。

 

まぁ、実際には平常点は発言だけで決まるのではなく、

全出席したら100点、小テストが全部100点なら、100点、授業態度(発言)100点の平均で平常点を決めます。

なので、授業に全部出て、小テストが50点でも、発言を10回していたら、平常点が80点以上と言うことになります。

 

じゃ、発言は10回したらMAXなのかと言うと、そういうわけではなく、

10回を超えた分は、他の部分を補填すると言うことで、出席100点、小テスト50点、発言100点の人が

発言11回目をした場合は、出席100点、小テスト60点、発言100点になります。

 

発言しただけで、他の部分の点数も上がって、総合すると平常点が爆上がりになると学生も聞けば

さすがに自分で発言するようになります。

 

こんな勝手にしてもいいのかは知らないですが、まぁ、平常点って教師が自由に決められる点だと私は考えているので。w

特に問題はないと思いますし、問題になったことはないです。

 

基本学生は受け身で自分から発言しない学生が多いので、もっと早くこうしたらよかったなと思っています。

 

さらに細かいことを言うと、平常点は90点がMAXになっていて、簡単には100点行かないようにしています。

1発言10点で、平常点が90点になってしまってMAXになってしまうと発言する意味がないと言うことにならないように、

そこからは徐々に発言15回するとMAXが少し解除されて91点になったり、と調整するように学生には言っています。

20回発言したら、92点とか93点とか、まだそこらへんは決めていませんが。。

 

そして、普段手をあげていない学生を優先に当てるようにしていますので、消極的な学生にも配慮することができます。

ただ、積極的な学生にとっては、当ててくれない不満があるかもしれませんが、まぁ、仕方がないです。

 

この方式にすると、大変なのが、当てる学生が増えるので、どうやって、点数をカウントするのかと言うことです。

これは、授業の最後の5分に出席を取る。その時に、学生は今日の授業中に何回発言したのかを自己申告してもらって、

それを私が名簿に記すと言う方式を取っています。

こうすることで、学生が発言するごとに名簿にチェックすると言う手間が省けるし、良いと思っています。

 

平常点が高くなれば、ある程度試験の点数が悪くても、合格するので私からしたら

この方式は悪くないかなって思っています。

 

今までは平常点は雰囲気でつけていた部分があったのですが、

こうすることで、学生もやる気が出て、教師側も自信をもって平常点がつけられるのでいいのかな。。

 

 

ちなみに、ウチの奥さんは平常点ほぼ全員100点らしいですけどね。

理由としては面倒かららしいですが。w

中国人の先生は平常点を細かくつけないと言う先生が主流なのかもしれません。。