今日はインド占星術5室についてお話します。
5室はナチュラルゾーディアックでは獅子座です。
獅子座は、王様で男性星座で固定星座で火の性質があります。
獅子座の人は先祖や両親を敬い、子供好きな人が多いですがパートナー運には恵まれていない傾向があります。
社会的には天性のリーダーでどこにいても中心的存在です。
5室は思考力や創作活動、才能をみるハウスなので、5室に木星や金星が在住している人は、作家や著述活動で成功する傾向があります。
ムツゴロウさんも有名になる前は、著述活動で生計を立てていたという記事を読みましたが、ムツゴロウさんは3室のメディアと惑星が絡んでいるのでやはり、メディアに出る才能が開花したのだと思います。ムツゴロウさんの両親はムツゴロウさんに医者になって欲しかったようですが、東京大学で動物学を学ばれたあとに北海道に移住されて、ムツゴロウ王国が誕生しました。ムツゴロウさんのラグナはまさに「王国」を表しています。
また、5室で恋愛運、子供運、学業適正をみたりします。
出生図上で5室(恋愛)-7室(パートナー)の惑星が絡んでいる人は、お見合いではなく恋愛結婚をする傾向があります。
前回、恋愛運を見てほしいと言われたお客様は、この5-7の絡みがありましたので、「自由な恋愛を通して結婚されると思いますよ」とお伝えいたしました。7室に土星が在住していたので年上の男性と結ばれるのかも知れません。
5室に太陽や水星がコンジャクションしたりアスペクトしていれば、会計学や経済学に関心を示す傾向があります。
5室に太陽が在住している人は政治学に興味があり、木星や金星が在住していれば、音楽や文学に才能があることを示しています。
5室は過去世に徳を積んだことが表れています。
みなさまの5室にはどんな惑星が在住していますか

本日はインド占星術6室についてお話したいと思います。6室はナチュラルゾーディアックでは乙女座です。
乙女座は、水星で女性星座で変通星座です。
乙女座の人は、知性を表すことから、論理的思考で冷淡でクールな一面があり、情報分析を得意として律儀で真面目な人が多い印象です。
6室の象意は、部下、使用人、愛人、敵、病気、事故、負債、借金、離婚、ペット等 よい事柄がないハウスです。
たとえば、「夫と離婚したいのですが、離婚できますか?」というお客様のダシャー(カルマの動き)は6室が動いていることがあります。
反対に離婚したくてもできない人は、6室が動いていないことがあり、離婚したくないのに離婚を迫られている人は、6室で離婚のダシャーを迎えている人かも知れません。
6室は、ドゥシュタナハウスで人生の落とし穴が待ち受けている時期です。
この時期は、離婚問題、借金、病気、事故をする人が多い傾向にありますので注意が必要です。
今、自分がどんな周期なのか、惑星の動きを知り、災いを未然に防ぐようになさるとよいでしょう。
また、6室は他人のハウスでもあります。
生徒さんで6室に惑星集中している人がいますが、
この方は、周りの人と関わることが多く、家の雑事も他人様に頼んだり手伝ってもらったりで人生の大半を他人と関わることが多くなっているようです。
今日も庭の植物の剪定を手伝ってもらったと言っていました。
6室に火星が在住している人は、”敵を粉砕する才能" があるため、弁護士やスポーツ選手、騎手、囲碁将棋士、ボディガード、レーサー、戦闘員、セールスマン、営業職の人は適職です。
次回は7室についてお話します。

本日はインド占星術7室についてお話したいと思います。7室はナチュラルゾーディアックでは 天秤座です。天秤座は金星、男性星座、運動星座、情報をあらわす風を象徴する星座です。
天秤座の人は行動力旺盛で自由を愛する人であり、自分の自由を尊重するように、相手の自由も尊重できる人です。
注意:インド占星術はサイデリアル方式で出力するため、西洋占星術のトロピカル方式で出した星座とは異なります。
生徒さんに7室に火星が在住している人がいますが、その方は奥様が攻撃的な人でケンカをしたら絶対に負けてしまう。離婚したいが、奥様が承諾してくれないと嘆いていました。その方があるとき、外国人の友達を自宅で宿泊させていたところ、奥様が突然「出ていけ!」と暴言を吐いたり、嫁姑関係は一切絶ち
お墓参りも1度もしたことがなく子供の教育の助言も一切させてもらえなかったと言っていました。
7室に火星や土星などの凶星が在泊している人は、パートナーに恵まれないのかも知れません。
結婚しても、健全なパートナーシップを形成し難く、上下関係のような関係になってしまうのかも知れませんね。7室に惑星が在住していない人は、そもそも結婚に関心がない傾向があります。
天秤座の人は束縛を嫌うので、相手も自由を尊重してくれるパートナーを選ぶとよいですね。
天秤座の人は結婚しなくても「自由」があれば幸せな人生を送ることができる傾向があるので、1人で生きていけるだけの経済的自立を確立することを優先するとよいです。
7室の支配星が1室(自分)に在住していると、パートナーからの束縛や圧迫感を受ける傾向があり、1室の支配星が7室に在住している人は自分がパートナーに積極的な人です。他にもビジネスパートナーや海外、契約、交渉を表しますので7室の状態がよい人は営業向きといえます。回は8室についてお話します。


本日はインド占星術8室についてお話したいと思います。8室はナチュラルゾーディアックでは 蠍座です。
注意:インド占星術はサイデリアル方式で出力するため、西洋占星術のトロピカル方式で出した星座とは異なります。
蠍座は火星、男性星座、固定星座、交流をあらわす水を象徴する星座です。
蠍座の人は、独特の世界観で生きているため不思議なオーラを放ち存在感があります。
凝り性で執念深いところがあり負けず嫌いですが、仲間意識が強く秘密は最後まで厳守するでしょう。

蠍座のナクシャトラはアヌラーダ、ジェーシュター、ビシャーカー第四パダが在住します。
蠍座は水の星座ですが、次の射手座は火の星座で、火と水のガンダーンタの領域になります。
ガンダーンタとは、火ー土ー風ー水の1つのサイクルが終わる境界付近で不吉な領域で困難なことが起こりやすいといわれています。
この領域に入ったときは魂に積み重なったカルマを一気に解消して次のステージに進む意味合いが含まれるので否定的なカルマが噴出しやすいといえます。

8室は中断、変化、支配される、敵、寿命、配偶者のお金、保険金、遺産相続などの象です。
8室の状態がよい人や水星が在住している人はまさに配偶者のお金や遺産相続で「棚から牡丹餅」の人です。
また、結婚生活を表す8室に土星や火星Ra、Keなどの凶星が在泊している人は、結婚生活が抑圧されて幸福感を感じ難くなるかも知れません。
困難災い多いハウスですが、8室に惑星集中している人は、努力家で研究職や専門家の人が多い印象もあります。次回は9室についてお話します。

本日はインド占星術9室についてお話したいと思います。9室はナチュラルゾーディアックでは 射手座です。
注意:インド占星術はサイデリアル方式で出力するため、西洋占星術のトロピカル方式で出した星座とは異なります。
射手座は木星、男性星座、変通星座、情熱をあらわす火を象徴する星座です。
射手座の人は、くよくよ悩む前にやってみる、何とかなるだろうと楽天的に考えて、実際何とかできてしまう能力を備えています。積極的で陽気で才能を発揮して自ら企画したプロジェクトを立ち上げる実力があります
自己啓発セミナーや勉強会に参加したりして、自己改革に挑む人は射手座の人に多いように思います。

射手座のナクシャトラはムーラ、プールバアシャダー、ウッタラアシャダー第一パダが在住します。
同じ射手座でもアセンダントや月が、どのナクシャトラに在住するかによって性質が変わってきます。
たとえば射手座ムーラの場合は支配星が精神性を司るケートゥの為、真面目で哲学的です。ムーラは根という意味があるので、物事の本質根源を徹底的に追及する人です。
プールバアシャダーは愛情深く寛容な心を持っているので人をケアする仕事や人の気持ちを扱う仕事に向いています。
但し、支配星が金星なのでどこか楽観的です。ウッタラアーシャダーは感謝の心に溢れた人で、太陽(王室)が支配星の為、言葉や動作が上品で貴族的雰囲気を漂わせている人でしょう。
9室は父親、上司、師匠、先生、高等学問、大学機関、公官庁、幸福、道徳、精神性、哲学、宗教などの象です。
9室の状態がよい人は、父親や上司、師との関係を上手く結べる人であり、正義感や道徳心が備わり、誰からも尊敬される人格者かも知れません。
父親を尊敬するため跡を継いだり、大学教授、医師、弁護士、司法書士、弁理士、専門家、人にアドバイスしたり教える仕事に適しているといえます。次回は11室についてお話します。*10室は以前の投稿で記載してあります。

心の幸福感をあらわす月
ダシャーの法則はその日にいらっしゃるお客様を知らせてくれます
先日は四緑木星のお客様ばかりの日でご相談内容も一致していました。
「仕事は楽しいのですが人間関係が苦しいです」というお客様でした。1人目の方も2人目の方も、心を表す月が蠍座で減衰していました。

月は心の幸福感をあらわすため、減衰すると幸福感を感じ難くなってしまうのですよね。
特に月がRaや土星に傷つけられていると幸福感どころか生きていることに苦しみを生じやすくなり、自殺してしまう方が多い傾向がありますが、そのような方のなかでも、二重否定という特別の法則があります。

二重否定は三種類あるのですが、惑星が減衰するのはパラシャラの例外則といい前半は苦しいのですが後半はよくなるといわれています。
減衰する月の影響で、心が幸福感を感じられないという作用は消える理由ではないのですが、後半は好転し挽回できるといわれています。
その方の月のナクシャトラはダニシュターに位置していました。ダニシュターの支配星は火星で音楽を奏でる惑星なので「音楽をやっていませんか」とお聞きすると「音楽は聴くのが好きです。こんな話信じてもらえないかと思うのですが、突然、心の中から音楽が奏でられてきて不思議な感覚に包まれることがあります」と仰っていました。減衰する惑星のダシャーを迎えている人は確かに苦しい時期ではありますが無理をしないで、できるだけ"心地のよいこと"を増やしていつの日か必ずよくなることを信じて頑張って欲しいと思います。減衰する惑星がある人でも例外則にあてはまる人がいますので、どうか落ち込まないで未来を信じて頑張って欲しいです応援しています。

本日はインド占星術11室についてお話したいと思います。11室はナチュラルゾーディアックでは 水瓶座です。
水瓶座は土星星座、男性星座、固定星座、インターネットAIをあらわす風を象徴する星座です。
水瓶座の人は博愛的で誰からも愛される優しい心の持ち主です。少し現実離れしていて神秘的なことに深く関心が向き精神性が高い人でしょう。
土の星座なので物事を組織化したりルールに従う才能があります。
適職としては、システム管理者や金融関係システム構築運用などが向いています。
注意:インド占星術はサイデリアル方式で出力するため、西洋占星術のトロピカル方式で出した星座とは異なります。

11室は兄、姉、友人、同僚、同好会、サークル、クラブ活動、収入、利益、評価、表彰、社会的地位、アフター5などの象があります。
11室に惑星集中している人や惑星が11室で高揚したり木星からのアスペクトを受けているような人は、友人関係が幅広く社交的な人です。
兄、姉からのサポートを受けられるかも知れませんし、兄姉が立派な人なのかも知れません。収入や利益を意味しているのでお金に縁がある人かも知れません。

生徒さんの旦那様が11室に惑星集中している方がいて、その方は諸外国で大企業の責任者として統括を任されていました。部下の指導や後任の問題があり帰国したくても会社の任務により、帰国できないというような状態になったと話してくれました。社会的評価が高い人ということですね。
また、11室の惑星や支配星のダシャー(運勢)の時は、やりたいことはやりたい、欲しいものは絶対に欲しいと欲望が強くなり、自我やエゴが噴出するときでもあるので冷静沈着になる必要がある時でもあります。
資格取得や勉強を始めるときも11室が絡んでいるときです。次回は、最終回12室についてお話します。


本日はインド占星術最後のハウス12室についてお話したいと思います。
12室はナチュラルゾーディアックでは 魚座です。
魚座は道徳性やスピリチュアルを象徴する木星、女性星座、変通星座、第4区分の性質では水星。
魚座の人は、神秘的なことに興味関心が向く人で、優しく献身的です。理想主義者でもあって、論理的なことや数学が苦手な人も多いかも知れません。
生来の放浪者で、個人主義的な面があります。
注意:インド占星術はサイデリアル方式で出力するため、西洋占星術のトロピカル方式で出した星座とは異なります。
魚座のナクシャトラはプールババードラパダ第4パダ、ウッタラバードラパダ、レバティーが在住します。
筆者のD9チャートのナクシャトラはレバティーでもあるので関心が深い領域となります。
魚座プールババードラパダの場合は、人にいいことをしたいという気持ちがあって常に献身する人。但し、その献身の対象は移り変わっていきます。NPO、NGO国連慈善活動やボランティア活動、社会福祉事業など広い視野を持った人です。

ウッタラバードラパダの場合は、人や社会の様々な苦しみ痛みを自分に重ねて理解できるとても共感性のある人です。自分より幸福でない人々に対して慈善的で物惜しみない優しさがありとても精神性が高い人です。お金に不自由することがないのもこのナクシャトラの特徴です。

レバティーの場合は、家族身内を大切にして、女性の場合は玉の輿運があります。世間知らずでだまされやすく理想が高いため現実面でのギャップで苦しみやすいです。常に解脱したいという願望を持って生まれてきた人です。レバティーは月が完全に満ちた象徴であるため、この星生まれの人は、他の人々の精神をより高い次元に導く役割を担っています。

12室は、暗くて見えない場所、睡眠、プライベート、損失、犯罪、逮捕、監禁、入院、出費、放浪、長期的海外旅行、辺境地、寄付、献金、モークシャ(解脱)のハウスと言われているため、隠遁、隠者の象でもあります。
12室に惑星集中している人や、12室が強い人は、神秘的なことに関心を寄せて、どこか隠者のような雰囲気があるかも知れませんね。
筆者のインド占星術の師も12室が強調されているために俗世界を解脱したような隠者のような風貌があります。
また、12室が傷ついている人は、出費が多くなかなかお金が溜まらず、睡眠障害や引きこもりの傾向もあるのかも知れません。
12室のダシャー(運勢)を迎えているお客様は、寄付をしたくなったり、出掛ける機会が少なくなり、家にいる時間が多くなったと言う方が多い印象がありました。家にいる時間を有意義に過ごすために、部屋の片付けやインテリアを変えてみたり、ゆっくりお風呂に入ったり、ヨガや呼吸法、映画や読書をしたり、
家族との会話やペットとの触れ合いなど、心穏やかに過ごせるとよいですね。

今まで、インド占星術1室から12室まで説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。専門用語が出てきたり少し難しいと感じた方や、興味を持たれた方など様々なご意見があったかと存じます。

このようにダシャーシステム以外にも、木星と土星のトランジットとアシュタカバルガなどを使って、運命予測を行うことができるのがインド占星術の魅力ではないでしょうか。
現在、そして数年後に、自分がどのような時期を迎えるのか予め知ることができれば、人生を好転的に、楽に生きてゆけるかも知れません。
今後も鑑定を通した理解やジョーティシュの新しい知識などを発信していきたいと思いますので、ぜひ引き続き拝読いただければ嬉しいです。

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