「占い(魔術)が人間を幸せにしないなら意味がない」
魔術師×占星家×タロティスト の トリン です。
2016年 あけましておめでとうございます!
本年も皆さまにとってステキな1年でありますように。
新年1発目のエントリーです。
という訳で、まずはボクのフェイバリット・スポット”服部緑地公園”をご紹介して参ります。
大阪府豊中市にございます同公園は、広大な敷地に様々な施設が点在する超メジャー級な府民の憩いの場でございます。
春になったら、お弁当を持ってルンルン気分で散策と行きたいとろこ・・・
ですが、
今回は前々から気になるオブジェ(モニュメント?)を調査したいと思います。
大阪市営地下鉄の御堂筋線/北大阪急行の緑地公園駅でございます♪
緑地公園駅の西口(エキナカのマクドとかローソン前を通過して)を出ると・・・そこはまるでNYのセントラルパークのような緑道。
実は、ボクばマジでこの景色が大好きなんです♪
緑のトンネルの中をズンズン下って参りますよ。
看板が、公園を指してくれてます。
ゆるやかな坂を下りきったその先、信号の向こう側に・・・
駅から5分弱、ソレはいきなり目に飛び込んで参りました。
ターゲットは、服部緑地の東中央広場にある噴水にございます。
本当、タロットのワンドACEにソックリですね!
タロットカードのワンドのエースとは、下記のような札にございます。
※ご紹介したカードは、俗にいうライダー版(ウェイト版)と呼ばれる有名な札です。アーサー・エドワード・ウェイト氏が監修し、パメラ・コールマン・スミス氏がイラストを手掛けたタロットカードのスタンダードの1つです。
ちなみに、ワンドのエースの意味は・・・
ディレクトしたアーサー・E・ウェイト氏が云うに、
発明、発見、企画、創造力、原則、始まり、源、誕生、家族、精力、出発点、金銭、財産、遺産。(正位置の意味)
と、彼が著作The Pictorial Key to the Tarotの中に記しています。
現在では、(アメリカの故イーデン・グレイ氏を起点としたニューエイジ→スピの流れを経て)世の中のタロティストたちは・・・
・物事のスタート
・クリエイティブ、アイデア、才能、センス
・生きる力、エネルギー、ヤル気
・仕事
・スポーツ、スタミナ etc...
など、ポジティブなパワーの象徴としてとらえているのではないでしょうか。
それから、「ワンド」という言葉の象意について云えば、ワンド=棒でございます。
※何故にワンドが上記のような意味をGETするに至ったかと申しますと・・・どうやら多分、人類が初めて持った道具が木の枝=棒であったとの推論とリンクしているようです。つまり、人間の新たなる知恵や生命力を高めるTOOLを得たというて象徴につながる、と。
ちなみに、ヨーロッパのケルト民族(ローマ帝国以前に欧州に広く住んでいた民)なんかも、既にワンドを知恵などの象徴としていたようですね。
逆光の中、凛と空に向かってそびえ立つ・・・そんな生命力が溢れるワンドのエース像と東から天頂を目指す太陽とのコラボレート。
ステキですね~♪
こりゃ、2016年 初頭から縁起エエんちゃいますかぁ!
続いて、ワンドを囲むアイテムをご紹介しましょう。
まず、噴水の外周に3つの造形物 がございます。
・西(正面): 門?
・北: 岩?
・南: 木 or 脳?
真正面にございますアーチです。多分、これって門で間違いないような・・・感じですね。
映画や小説などにもシンボル(時にメタファー=暗喩) として、門やトンネルは一般的に異世界とかアッチとコッチを区別、弁別する存在として使われておりますが・・・この門もやっぱり、「噴水内は特別な世界」って意味なのかしら?
北側にある岩ですが・・・一体何なんだろう?
そして、南側の木。脳のようにも見えるんだけれども・・・謎ですね。
さて・・・その内側に目を向けますと、更に 4つの造形物がワンドを取り囲んでいます。
・壺(水瓶?)と枝葉
・魚
・子供
・棒?柱?
そういえば、先ほどの外側 3つと内側の4つは、数のシンボリズムから申しますと”精神と物質"を表しているともいえますね。
その理論でいくならば、完全性とか完成、神聖な空間を作った上で、ワンドを建てている・・・しっかりした土台、基盤、安定の上で高らかにスタートを宣言する、等々・・・逆に云えば、「ほとばしる情熱や大きなエナジーを発揮するために魔法陣的な結界が必要なので作りました」とか(笑)
・・・深読みし過ぎですね。
そう、4つの像が配置されているという事は、洋の東西を問わず何か意味が込められている場合が多いですよね。タロットの世界観(西洋思想)から云えば、朝昼夕夜、上下左右、春夏秋冬に始まり、 紀元前5世紀前後から提唱されている 4元論(後の占星術の4エレメントの元になるの思想) とか、聖書に出てくる4獣、4聖人なんかもそうですし。他方、東洋にしたって、例えば平安京の東西南北のシステム(古代中国から輸入したもの)なんかも、都の外側に寺院や特別な塔を配置して魔除けにしたり・・・
そう考えると、この4つのアイテムも、中央のワンドを守っている何かなのでしょうか?
壺(水瓶?)と枝葉・・・ツボは水を貯める=精神とか愛の象徴であり、その横についた枝に茂る葉は、生命そのもの。また、左右2本の枝自体が光と闇、精神と存在などの二元論のシンボリズムを示しているかもしれません。
魚です・・・キリスト教画のアトリビュートでは紛れもなくイエス・キリスト、もしくは教義自体なんだけど・・・この場合は魚が住んでいる水を指すのかな?その場合、母なる源とか、精神世界などを象徴とも。
子供です・・・小学生低学年?しかも体育の授業の出で立ちに見えます。子供はピュアな存在、純粋さ、清い生命力などを象徴しています。
それと、彼の持っている棒のような物は?もしその先に旗などがあると仮定すれば(旗竿の根本部分)・・・更に面白い考察が考えられますね!
こ、これは!?柱?棒??
ちなみに、アレクサンドリア木星王先生は・・・
ウェイト版の小アルカナ、ワンド6、7、9に描かれる棒は、単なるワンドではなく人間とみなす事もできる。
とご教授くださいました。
そういう意味では上記画像の複数形は、多くの人の集まり=大きなエネルギーを象徴しているともいえますよね。
以上、独りよがり、かつうがった見方で眺めたつぶやきでございました。
最後に、作者とタイトルを。
福岡道雄さんという彫刻家の「白昼夢」という作品なのですね。
なるほど、「シンボル(象徴)として雲のように空に伸びる柱」 か・・・って事は、この造形物がワンドという推測は見当ハズレではなかったようです♪
「人々を迎え入れる門」 うんうん、外の世界とテリトリー内の境界、結界の門で正解ですね!
しかし、後半の「日常的なものを白昼夢のようなイメージで・・・」 と云う件は、作者である福岡さんismでしすな。
まぁ、それでも日常に存在する造形物(今回は緑地公園の像)を、勝手にタロット的(ヘルメス学的)な解釈×視点から触れ合うという楽しい時間を過ごさせて頂きました!
面白いですね。
答え合わせに一喜一憂・・・ワンドのエース像と対峙するトリンの画です。
大きなワンドのエース像からエネルギーを注入中でございますよ。
今年もパワフルに進みます!!
ワンドのエネルギーと共に。
と、ワンドのエースに2016年の新たなスタートを誓う のであります。
ステキなモニュメントである福岡道雄さんの「白昼夢」。
そして、素晴らしい服部緑地公園に感謝♪
・場所: 服部緑地 東中央広場 噴水
・住所: 大阪府豊中市服部緑地1-1・TEL: 服部緑地管理事務所/06-6862-4945
・営業時間: 東中央広場は24時間開放 噴水は10時~16時
・アクセス:
大阪市営地下鉄御堂筋線/北大阪急行「緑地公園駅」下車、西口から徒歩5分
・料金:無料 ※園内施設には有料もあるようです
・備考: 有料駐車場アリ ※日祝などホリデーは混雑にご注意
情報はあくまで2016年1月現在のものです。 お出かけの際は、自己責任でお調べの上お願い致します
■公式HP 服部緑地 へリンク
[追記]
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