皆様こんにちは。鑑定士郁です。
様々な価値観が変化する現代。
結婚や夫婦の形も多様になってきました。
結婚はしたいけど、自分らしい生き方を尊重したい。
と『週末婚』を選択する夫婦が増えているようです。
今回の記事では、『週末婚』についてご紹介します。
週末婚とは
週末婚とは、戸籍上は夫婦でも週末やお互いの休みの日だけを夫婦で過ごし、普段は別々の生活を送るスタイルのことをいいます。
かつては、結婚すると夫婦はひとつ屋根の下で暮らすのがあまり前でした。
しかし、現代では結婚後もこれまで通りのキャリアを継続したいと思う女性が増えたことなどから、こうしたスタイルを選択する夫婦が増えているようです。
別居との違いは?
『週末婚』は、法律などで定められてる正式な用語ではありません。
同じ家で毎日一緒に暮らしていない『週末婚』は『別居』の一種だと考えられています。
しかし、一般的に『別居』とは、離婚を前提とした夫婦が別々に暮らすことなので、夫婦間に何らかの問題がある場合を指すようです。
必要な時以外は好んで会うことのない『別居』と、週末に会って夫婦として過ごす『週末婚』は、意味合いに大きな差があると言えるでしょう。
週末婚のメリット
入籍はしたけど平日は共同生活を送らない週末婚。
まだまだ馴染みが薄いので、その生活をイメージし辛いですよね。
そこで週末婚のメリットについてご紹介します。
いつまでも新鮮な気持ちでいられる。
毎日相手と顔を合わせていると、お互いの存在が当たり前になり、結婚したときのパートナーに対しての思いやりやドキドキする機会が減ってしまうもの。
週末婚であれば、会いたくても会えない時間が恋人同士の関係を保ちやすくなります。
結婚した後も末永くときめく気持ちを保てるのは、週末婚のメリットと言えるでしょう。
キャリアやプランを設計しやすい
週末だけ時間を共にする週末婚であれば、平日の住居地をパートナーに合わせる必要はありません。
どちらかに急な勤務地変更があったとしても、それぞれの現住所を変えなくても良いため、長期的なキャリアアップを描いやすいです。
自身のライフスタイルを維持できる
独身生活が長く続いた方や自分の時間を確保したい方に週末婚はオススメです。
共同生活が毎日続くと、相手に気を使う機会も増えて疲れてしまうこともしばしば。
息抜きにしていた仕事帰りの飲みや映画鑑賞、ジムでのストレス発散も、結婚してからは相手のことを考えて断念するケースも多いと思います。
しかし、週末婚であれば、平日の余暇時間を自由に過ごすことができます。
週末婚のデメリット
次に、週末婚のデメリットについて見ていきましょう。
これから週末婚をはじめようとしている夫婦には、後々不満やトラブルを避けるための参考になれば幸いです。
相手の変化に気付きにくい
お互いに日常的に顔を合わせないため、お互いの変化なは気付きにくいことは週末婚の短所と言えるでしょう。
特に健康面の変化は、毎日生活をともにしているからこそ早期発見できるケースも多いです。
週末にしか会わない分、メールや電話で密にコミュニケーションを取り合うように心がけましょう。
パートナーの体調の小さな変化に気づけるように意識しましょう。
経済的問題
二人暮しであれば、生活費を二人で分割することができます。
『一人口は食えぬが二人口は食える』
ということわざがありますが、共同生活ならではの経済的恩恵を受けられないのも、週末婚のデメリットだと言えるでしょう。
生活スタイルを決めるときには、二人でよく話し合いお互いが快適に生活できるプランを立てるようにしましょう。
二人の時間の確保
週末婚である以上、週末の二人の時間は必ず確保しなければなりません。
たとえ、集合場所や時間を事前に決めた場合でも、予定通りに約束が守れないこともあるでしょう。
同居婚であれば相手に会うために連絡を取り合う必要なんてありません。
そのことを改めて思い返すことがあるかもしれません。
いかがでしたか。
週末婚は、あくまでも週末だけ会うという一種の生活スタイル。
家族によっては、週に何回か会うなど自分たちに合った暮らし方にカスタマイズしても良いと思います。
はじめは週末婚からのスタートでも将来的には毎日をともに暮らすのもよいでしょう。
従来の結婚の型にはまらず、自由な発想でパートナーとよく話し合い、末永く良好な関係を保てる最善の形を見つけてください。
皆様なりの幸せな結婚生活を送ってください。