紫微斗数の三合派(星曜派)を勉強・鑑定されている方はご存知だと思いますが、紫微斗数の星は北斗星、南斗星、中天星と大きく3つにわかれています。

 

北斗星は大限(10年運)では前半5年に作用があり、流年(1年運)では上半期に作用があります。

南斗星は後半、下半期に作用があり、中天星は大限、流年の間ずっとの作用が続きます。

 

主星では

北斗星(紫微・武曲・廉貞・貧狼・巨門・破軍)

南斗星(天機・天同・天府・天相・天梁・七殺)

中天星(太陽・太陰)

になります。しかし、貧狼は北斗星なのに南斗星の働きかけをします。

 

見づらい図ですみません汗うさぎ

北斗星の配置図です。

北斗七星の向きは季節によって変わりますが、北極星の紫微星との位置関係はだいたいこんな感じです。

 

北斗七星のそれぞれの星は、中国の三大宗教(仏教・儒教・道教)の一つである道教の影響を強く受けています。

 

欽天四化派では、この北斗星や南斗星の作用は見ませんが、私は流年では鑑定に使っています。

 

上記の図に例がありますが、私のある年の命盤です。

本命宮が流年命宮の時に会社関係でトラブルや不満を持つことが分かります。

 

本父母宮(流年父母宮)と本命宮が自化Bでチャンレンしており、自化Bは争いやトラブルと捉え、本命宮が大限官禄なのでなおさら会社や上司・先輩などとの間で問題や不満が起こりやすいです。

 

この自化Bは何が原因かですが、自化Bは生年Ⓑを見て、本子女宮(大限父母宮)にⒷがあり、子女宮なので後輩、生徒、または子女宮と田宅宮の関係(子田線)で職場と捉えられます。

さらに詳しく見るために、子女宮から自化平衡でCを飛ばすと本命宮の天機にC。自身の葛藤です。

本命宮の天機→Dも良くないです。

自化Dは生年Ⓓを見て、本財帛宮にあるのでまず仕事のことだとはっきり分かります。

 

ではいつ発生するのかを見るのが、北斗星や南斗星などです。

貧狼も天機も後半に作用する星なので、1年の中で下半期となります。

 

発生月は、私は四柱推命も同時に使ってみています。

 

実際、この年には上記の内容のような変化が下半期にありました。

天機は変化の意味がある星なので、それに自化がついているので尚更ですね。

 

欽天四化派は物事が起きる原因が分かるので、なるべく避ける方法も分かる素晴らしい占術です。

私は自身を占いで見ると、我慢やストレスが体調に影響が大きく病気になりやすいので、避けない道を選びましたが・・・ほっこり