「誰にでも該当する性格記述」
なんて物もなければ、
「自分だけに当てはまる性格だと捉える事」
も、
実際には、まずありません。
星座占いも血液型も、ツイッター上の各種診断等も、
「自分だけに当てはまる」精度でなんか出ません。
「あなたはロマンチストな面を持っています」
「あなたは快活に振舞っていても
心の中で不安を抱えている事があります」
と言われて、
「自分だけに当てはまる!」なんて、思う人いませんよね。
これ、誰が見ても、ウィキペディアが間違ってるんです。
「快活に振舞っていても、
心の中で不安を抱えている事があるのは、私だけ!」
(つまり、世界中で、私以外の誰一人として、
当てはまらない!)
と思う人がいるようなら、
「気は確かか!?」
って、レベルです。
じゃあ、なぜ、その手の診断があると、
「バーナム効果だ!」と、
思い込んでしまう方がいるのか?
想像ですが、バーナム効果と言われている現象自体が、
元々「誰にでも→自分だけ」の効果では無いのですから、
曖昧な、マイ判断基準に、
勝手にすり替えて、しまっているのだと思うんです。
つまり「誰にでも→多くの人」「自分だけ→無視」ですね。
どう考えても、
「自分だけに当てはまると思ったかどうか?」
の、
判断なんて、して無いんですから。
「それは多くの人に当てはまるんじゃ無いの?」
と思うだけで、バーナム効果と思い込む。
不特定多数を対象にした、~性格判断や、~判断は、
最初から
「あなただけ」
なんて精度では、出ないんですから、
回答は必ず、
「誰にでもは、該当しないが、
あなただけにしか、該当しないとも言えない」
で、
常に、
「ある程度の人には、当てはまるが、
ある程度の人には、当てはまらない」
物になります。
そうすると、そこで、
「それは多くの人に当てはまる→バーナム効果だ」
と思いこんでしまう。
結局、この判断基準だと
「彼は優しい」も
「男は浮気する」も、
「我が党は戦争には反対」も
「国民は我慢の限界」も、
「日常会話は事実上、全てバーナム効果」
になります。
(と言うか、より正確には主張出来ます。)
バーナム効果自体を、
「何にでも、該当するような、
曖昧で一般的な、判断基準にした上で、
占いや、性格診断の時だけに、
当てはまると捉えてしまう現象」
に、なっちゃってるのが、本当のところと思います。
もちろん、占いも性格診断も、
バーナム効果ではありません。
占い師さん、占い好きな方は、安心されて良いと思います♪