オウム事件から、もう30年にもなるんですね。
麻原は、実際、根はいい小心者だったんだと思います。
しかし、
・子供の頃、水俣で魚を獲って食べていたせいで、
水銀汚染(水俣病)で弱視になったにも拘わらず、
国が救済してくれなかったという、政府への恨み
・1999年のノストラダムスの予言を本当に信じて
いたけれども、予言がどうも実現しそうにない
という状況での焦り
・尊師と呼ばれ、莫大なお金と権力を得てしまった
ために、自我が膨張してしまった勘違い
こういう心の弱さに引きずられて、あんな事件を
起こすわけですね。
20代で教団を作って、40歳になる前に事件を
起こすわけです。
結局、世間知らずの暴走でしかないですね。
「馬鹿が誇大妄想にとりつかれて、組織内で支配的
な立場になって暴走する」という点で、オウム事件
と連合赤軍の事件は共通しています。
馬鹿が、誇大妄想にとりつかれたり、権力を握った
りすると、ろくなことにならないという教訓です。