弘法大師が著された「般若心経秘鍵」というお経は、
とても霊験があります。
このお経は、般若心経の解説書という体裁なので、
供養に使用するというものではないと考えている人
もいますが、本文の最後に「上表分」があり、そこに
「時に弘仁九年の春 天下大疫す」とあり、京都で、
疫病のため、たくさんの方が亡くなり、道路の脇に
死体が山積みされていた状況にあって、その供養の
ため、この般若心経秘鍵が奉じられた経緯があります
ので、諸霊の供養に唱えて良いものです。
お葬式でお坊さんがこれを唱えることはないですが、
通夜では、これを唱えることがあります。
また、お葬式の後、どうも、この方は成仏できてい
ないんじゃないか？と感じるとき、般若心経秘鍵を
唱えて差し上げることも良いとされています。
今の時代ですと、災害や戦争で亡くなられた方々の
供養のために、大随求真言とともに唱えて差し上げ
ると良い供養になります。
日常的に、先祖供養のために、ご先祖様に唱えて
差し上げるのも大変良いです。
あと、病気平癒の祈願のために唱えるのも良いです。
致命的な病気で長患いの方のために唱えると、回復に
なる場合もあれば、安らかに亡くなられる場合もあり
ます。
長患いをするというのは、カルマが残っているから
「死にたくても、死ねない」のですが、その方のため
に般若心経秘鍵を唱えて差し上げるとカルマが解消さ
れて、安らかに旅立つことができます。「死ねない」
苦しみからの解放です。
それと、般若心経秘鍵は、弘法大師が唐から真言の
教えを無事に日本に持ち帰ることができた御礼（おれい）
として書かれた一面もありますので、神社で唱えると、
日本の神様の供養にもなります。
長いですが、スラスラと唱えられるようになっておくと、
なにかと便利です。弘法大師を信仰する方には必須と
なります。
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以下、いろんなお寺さんが唱えておられます。
