近所の禅宗のお寺で大般若のご祈祷が行われたので

参加させて頂きました。

 

参加者は100人は超えており、お坊さんも10人

体制という立派なものでした。

 

厳粛なムードの中で進んでいく中で、どこからとも

なく、これ↓が聞こえてきました。

 

 

 

 

携帯切っといてな

 

 

ご祈祷も終わり、お坊さんのご法話。

 

何度も被災地にボランティアに行かれているそうで、

あるとき、東日本の被災地で夕食の準備を進めていたら、

諸事情で、いつもの夕食の時間である17時を過ぎて

しまったそうです。

 

すると、被災者の方から、

 

 

「いつも17時に

食事なんですよ。

なんで今日は遅い

んですか?こっちは

腹ペコなんですよ。

早くしてくださいよ」

 

 

と、言われたそうです。

 

お坊さんは、その方々を責めているわけではなく、

 

「衣食足りて礼節を知る」と言われる通り、人は、

自分が満ち足りているから、他人に親切にできる

のであって、自分に不足を感じているときは、

他人に親切にできるものでないんだと痛感された

そうです。

 

大般若祈祷会は、別名、「修正会」(しゅしょうえ)

と言いまして、新しい年に、心を入れ替えて、善い

ことをしていきましょう、国や世界の平和を祈りま

しょうという会ですので、それにちなんで、「親切」

や「善事」の話をされたのでした。

 

 

ちょっと違う話ですが、

 

3年ほど前に、私が仙台に行った際、地元の方にお話

を伺ったところによると、被災して、国から補助を

受け、明らかに「焼け太り」した方が多く見受けられ

るとのことでした。多額の補助金で立派な家が新築され、

高級車を乗り回し、一人で3千万円~数千万円もらった

人もザラにいるそうです。

 

そして、何年経っても、毎月、生活費をもらって、

「心に傷を負った」ということで、何かにつけて補助

を請求しているんだとか。

 

(でも、それって、すべて税金ですからね。)

 

被災された方は、大変な思いをされたことは間違い

無いけど、補助の在り方は、検討の余地があります。

 

結局、地元のゴミ議員が票を集めるために、根回し

して、被災を理由に、国にたかって、税金をむしり

取ってるだけだったりする面もあるでしょう。

 

(でも、それって、悪業になりますからね。お金を

受け取った人たちも。必ず、後々、おかしなことに

なります。税金を奪う・悪用するというのは極めて

大きな悪業です。)

 

 

必要なところに、適切な補助はしなくてはいけないの

ですが、不要なところに垂れ流すようなことはあって

はいけません。

 

 

能登でも、助ける側も、助けられる側も、心が一つに

なれたらいいですね。