去年の年末年始は騒がしいものでした。
2020年12月に父が盲腸を病み緊急入院。
その中で本当に脱走をし自宅までタクシーで戻ってしまい、また帰らせるなどがあって。
しかし私はコロナの関係で会えない。母が全部対応していました。
当然夫婦仲は険悪。
年を越して父は退院。
2021年1月。
姉から連絡がありました。
「実家に連絡をしたら、お父さんが事故を起こし、運ばれて入院中らしい」
と言う話…
そして、数日後母から連絡がありました。
「お父さん、事故で運ばれて検査したんだけど、腹水が溜まってて。
すい臓に影があるって。PETCT取りに行くことになったんだよ」
事故…そしてすい臓に影。PETCT。
何も言えなくなった私。
そういう時に、占いのお仕事でも大きな動きがあり…。
死ぬほど悩むということはこういうことかと思ったものです…。
私は実家から車で１時間以上はかかるところに住んでいます。
そして姉は東京。新幹線を使っても少なくとも５時間はかかる。
2020年の夏ころから、家族と言えど別居だと、会った場合は２週間デイケアを利用できなくなりました。
無断で会って、後日わかった場合は契約解除になってしまう。
そのために
「いつかコロナが落ち着くまで、会わないでいよう」
と父からも話がありました。
父の晩年、生きがいはデイケアに通うこと。
どうしても通いたい。だから、娘たちにも会わない。
そして１月の下旬のこと。
病院から連絡があり、私は父の主治医と話す機会がありました。
私が元々こちらのドクターを知っていて、父に紹介したのが１０年近く前。
ドクターは私のことを覚えていて、話をしようとしたようです。
よく覚えてるなあと思いました。
「お父さんね、ずっと通ってくれて、元気にしてたんだけど。
今回すい臓がんってわかったんだよ」
あぁやっぱり…。
私は少し考えて
「余命は？ステージは？」と聞きました。
「余命は半年から１年。ステージは４に近い３。
病名、余命やステージの告知はどうする？」
私に聞くんだ💦と思ったのですが。
「病名は伝えてください…余命やステージは父や母が聞いたらお願いします。」
と、お願いしました。
が
ものすごく後で後悔しました。
なんで私は、即答したのか？と。
その後次の外来の日まで、姉夫婦と協議を重ね…。
結局「病名までは告げる、余命やステージや聞かれたら答える」という方向性で意見が一致。
何が正しいかなんてわかりません。
どうしたら一番良かったのかもわかりません。
ただただ、私たちは、末期がんである父の現状を受け入れるだけでした。
コロナ禍の影響で会えないのです。
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