占い師さんの集客支援を行っている近藤です。
日々、多くの占い師さんから
「この占術で本当にいいのか不安です」
「他の占術も学んだほうがいいでしょうか?」
という相談をいただきます。
情報があふれる現代では、
選択肢が多い分、
自分の選んだ道に迷いが生じやすいのも
当然かもしれません。
ですが私はいつもこうお伝えしています。
「大切なのは“合っているか”より、“続けられるか”です」と。
占術を選ぶ際にまず見ていただきたいのは、
「それを使っている自分が、楽しいと感じられるか」。
扱っていてストレスはないか、
人に伝えるときにワクワクするか。
鑑定を重ねるほどに深めたいと思えるか。
占い師の発信や言葉には、
その“温度”がにじみ出ます。
あなたが心から好きで使っている占術こそ、
長く続けられる強みになります。
ただここで注意したいのが、
いろいろな占術を
“つまみ食い”
してしまう
「占術コレクター」
になってしまうことです。
あれも気になる、
これも学んでおいたほうがよさそう…
そんな気持ちは自然ですが、
実はこの状態が、
もっとも
“自信を失いやすいパターン”
なのです。
なぜなら、
どれも中途半端になり、
どれも“自分のもの”にならないからです。
占術は、ある程度
“やり込まなければ本当の魅力が見えてこない世界”
です。
どれだけ正確性の高い技術でも、
自分の中で腹落ちしていなければ、
相手の心には届きません。
逆に、たったひとつの占術でも、
「これなら伝えられる」
と信じられるものがあれば、
それだけでプロとして成立します。
また、届けたいメッセージによって、
相性の良い占術は自然と決まってきます。
自分の中に
「どんな相談に寄り添いたいのか」
「何を伝えたいのか」
という軸があれば、
それに合った占術を選び、
深めることができます。
軸がないまま手を広げても、
どこかでまた“迷い”に戻ってしまいます。
もしあなたが
「この占術で大丈夫かな?」
と感じているとしたら、
いま一度、
「その占術を使って誰に、
どんなふうに貢献したいのか」
を見つめ直してみてください。
そして、手を広げる前にまず
“今の占術を徹底的に使いこなすこと”
を意識してみてください。
深く使いこなした占術は、
やがてあなた自身の言葉と重なり、
他の誰にも真似できない
“価値”になります。
迷ったときこそ、広げるのではなく、深める。