家庭料理をお母さんに習い始めたばかりの彼にとって、
その定食屋さんの味は、
ちょっとお母さんとは違うけれど、
でも懐かしさの点からするととても似ていて、
レパートリーを増やしたいところもあったので、
いく度にいろいろと勉強になっていたのだそうだ。


そして親子で通っていたのだけれど、
両親が亡くなっていくこともなくなり、
旅の間はもちろん日本にいないので行くこともなかったわけだけど、
帰国してほっと一息ついたとき、
ふと思い出したのがそのお店だったらしかった。


そして久々にそのお店に行くと、
お店の人は彼を覚えていたらしく、
お客さんもいない時間帯だったのでちょっと話し込んだようだ。


その中で、
彼が前に一緒に来ていた両親は亡くなったことや、
世界一周をしていたことを話すと、
その店主も楽しんで聞いてくれたらしいのだけど、
そこで残念なお知らせが…


続きはまた後で~☆

つづく