彼としてはかなり能天気に、
この先を考えていたようだけど、
元奥さんと子供たちから、


『荷物だけだったら、トランクルームでも何でもいいと思うけど、郵便とかのこともあるし、あと日本に戻ってきて何か始めるってときにも、住所がないと仕事するにも始められないんじゃないの?本当に困ってどうしようもないってことなら、ここに住所だけ置いておいてもいいけどね』


と言われたらしい。


「確かに、旅が終わったり、旅に飽きて帰ってきて、いざ仕事ってなった時に、無職なのはいいとしても、住所不定だと、再就職とかも難しいし、無職で家を借りるのって難しいって聞きますからねぇ」


それで考え込んでいるときに、
今の居住地からは離れても、
ちゃんとした住所があるってことはいいわけで、
彼としてはこの実家からの提案にのることにしたらしかった。


「渡りに船で、ありがたい話だね(b´∀`)ネッ!」


私が言うと、


「本当にありがたいですよ。両親だけじゃなく、妹も昔わがままを言って家を飛び出したこんな僕を追い出さずに、使っていいって言ってくれたわけだしね」


今更ながら家族のありがたみを感じたようだ。


続きはまた後で~☆

つづく