「それで、母は他に姉妹もいないから、1年ぐらい空家になってて。で、売ろうにも、結構な田舎だったりして、売れても二束三文らしいんですよ。でも誰も住まなかったりすると家が荒れるでしょ?どうするかねって話をしてたときに、僕が住所不定無職になるってことで、だったら田舎でもいいだろうってことで『住め!』ってことになったわけですよ」


「すごい話だけど、まぁあなたにはいい流れだねo(*^▽^*)oあはっ♪」


私が笑って言うと、


「ですね。とりあえず、まだ行ってないんで、どんな状態か分からないですけど、家の片づけをさせてもらって、僕の荷物を入れたら旅にでようかなぁって思ってます」


彼の話がやっと分かったので頷いていると、


「でも本当にいい流れで、僕としては旅に出るって決めたんだけど、荷物どうしようって思ってね。元奥さんは、旅に出てる間預かってくれるとも言ってくれたんだけど、それも申し訳ないし、だったらトランクルームでも借りるかなぁって思ったりしてたんですよね」


彼なりに色々と考えたようだ。


「でも、子供たちから、トランクルームだと郵便とかどうするの?って言われて、確かに…て思ったりして、本当にどうしようか迷ってたんですよ」


子供さんも真剣に考えてくれたようだ。


続きはまた後で~☆

つづく