「それは素晴らしいね(*゜▽゜ノノ゛☆パチパチ♪」


私が拍手しながら聞いていると、


「ありがとうございます。子供たちがそれぞれの道に進んで行ってくれたことは、それは本当に親としてうれしいことで、しかも、やりたい仕事に就けたということが、この氷河期なのに本当にすごい!…と、親ばかかもしれないですが思ってるんです」


嬉しそうに、
でも少しはにかんだように照れながら語ってくる。


「ここまで聞いていると、お子さんたちもまっすぐに育っていってくれて、とりあえず子育ても卒業できたってことで、かなり順風満帆な感じするけれどねぇ…」


問題はなさそうな感じだから言うと、
彼も小さく頷いた。


「確かに子供たちのことを思うと、この20年余りは、大変だったけれど、有意義であり、ある種成功だったと思います」


ここまでは彼も言い切ったのだけど、
それを言い終えてから、
ちょっと唇を噛みしめた。


続きはまた後で~☆

つづく